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鎌倉の紅葉2019「インスタ映え」スポット5選

【2019年最新情報】鎌倉は、紅葉シーズンのおすすめスポットもいっぱい。鎌倉で唯一の紅葉ライトアップが楽しめる長谷寺や円窓が美しい明月院など、鎌倉の「インスタ映え」する紅葉スポット5選を紹介! なお、台風15号の被害を受け、ハイキングコースが通行止めになるなどしています。ご注意ください。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド

鎌倉の「インスタ映え」する紅葉スポットを探しに。見頃は11月下旬~12月上旬頃

せっかく鎌倉に来て美しい紅葉を見たならば、写真もバッチリ撮影してSNSにアップしたいですよね。そこで今回は、鎌倉で紅葉の写真を撮影するのにおすすめな「インスタ映え」する紅葉スポットを探しに出かけてみたいと思います。
紅葉がきれいに撮影できる場所へ出かけよう!

紅葉がきれいに撮影できる場所へ出かけよう!


【紅葉の見頃の時期は?】
鎌倉の紅葉は、年によって変動しますが、多くの場所で例年11月下旬~12月上旬に見頃になります。瑞泉寺など、一部の山あいの場所では、12月中旬になって見頃をむかえます。

【台風の被害が出ています】
2019年9月8日~9日に通過した台風15号の被害を受け、ハイキングコースが通行止めになるなどしています。詳細は、鎌倉市のホームページをご確認ください。

台風15号の影響に伴うハイキングコースの状況について

【目次】  

【円覚寺】 池に映る華やかな紅葉

まずは、北鎌倉の「円覚寺」へ行ってみましょう。鎌倉五山第二位のとても大きなお寺で、紅葉の名所としても有名です。
円覚寺門前(2015年12月9日撮影)

円覚寺門前(2015年12月9日撮影)

円覚寺 選仏場と紅葉(2007年12月1日撮影)

円覚寺 選仏場と紅葉(2007年12月1日撮影)

円覚寺境内の瓦屋根の建物と紅葉(2007年12月1日撮影)

円覚寺境内の瓦屋根の建物と紅葉(2007年12月1日撮影)


茅葺き屋根や瓦屋根の建物が建ち並ぶ円覚寺境内。お寺の境内で見る紅葉は、やはり、ひと味もふた味も違いますね。
円覚寺 妙香池の紅葉(2007年12月1日撮影)

円覚寺 妙香池の紅葉(2007年12月1日撮影)


円覚寺で特に紅葉が美しいのが、妙香池という池の周辺。紅、黄、さまざまな色の織りなす美の世界。水面に映る紅葉も加わり、まさに極楽浄土のようです。

<DATA>
■円覚寺
住所:鎌倉市山ノ内409
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩1分
地図 → 拝観案内・アクセス
ホームページ → 臨済宗 大本山円覚寺ホームページ
 

【明月院】 最高に絵になる!秋の円窓

円覚寺と同じ北鎌倉エリアの「明月院」は、「アジサイ寺」として知られますが、紅葉の季節もおすすめ。明月院は紅葉よりも黄葉が多いですが、こんなグラデーションが美しい場所もありました。
明月院 紅葉のグラデーション(2008年11月30日撮影)

明月院 紅葉のグラデーション(2008年11月30日撮影)


一番、絵になるのは、本堂(方丈)の円窓ごしの眺め。秋の優しい陽射しと、やわらかい空気感がなんともいえません。
明月院undefined本堂の円窓(2015年12月9日撮影)

明月院 本堂の円窓(2015年12月9日撮影)


ちなみに、円窓の向こうに広がるのは「本堂後庭園」。普段は立ち入ることができませんが、梅雨のアジサイの咲く時期と、紅葉の見頃の時期のみ特別公開されます。
明月院undefined本堂後庭園(2015年12月9日撮影)

明月院 本堂後庭園(2015年12月9日撮影)


<DATA>
■明月院
住所:鎌倉市山ノ内189
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩10分
地図 → GoogleMap
拝観案内 → 鎌倉紀行 明月院
 

【獅子舞の谷】 美しい黄色の絨毯と燃えるような紅葉のコラボ

「獅子舞の谷」のある天園ハイキングコースは台風15号の影響で、当面の間、通行止めになっています。

次は、鎌倉北部の尾根道を歩く「天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)」の途中にある「獅子舞の谷」へ出かけてみましょう。

紅葉のほか、銀杏(イチョウ)の本数が多く、運が良ければ、足下に広がる銀杏の黄色い絨毯と頭上の真っ赤な燃えるような紅葉のコラボを同時に楽しめるという、紅葉シーズンの鎌倉のイチオシスポットです。
「獅子舞の谷」への山道。割と本格的なハイキングコースだ(2013年11月27日撮影)

「獅子舞の谷」への山道。割と本格的なハイキングコースだ(2013年11月27日撮影)


最寄りの「大塔宮」バス停から、沢沿いの道を歩き、山道を登ること約40分で獅子舞の谷に到着しました!
「獅子舞の谷」では紅葉と、銀杏の落葉による黄色の絨毯を同時に楽しめる(2015年12月9日撮影)

「獅子舞の谷」では紅葉と、銀杏の落葉による黄色の絨毯を同時に楽しめる(2015年12月9日撮影)

頭上を見上げると燃えるように色づいた紅葉(2015年12月9日撮影)

頭上を見上げると燃えるように色づいた紅葉(2015年12月9日撮影)


獅子舞の谷を訪れるときの注意ポイントが2つあります。

一つ目は、やや強めの風が吹いた日の翌日が狙い目です。銀杏の葉が舞い落ち、きれいな黄色い絨毯ができます。

二つ目は、できるだけ午前中の早めの時間に行くこと。時間が遅くなると、訪れた人々に銀杏が踏まれてしまい、きれいな黄色い絨毯を楽しめません。
山の一部が黄色くなっているのが「獅子舞の谷」。遠くには富士山も見える(2013年11月27日撮影)

山の一部が黄色くなっているのが「獅子舞の谷」。遠くには富士山も見える(2013年11月27日撮影)


獅子舞の谷から少し山道を登っていくと、天園ハイキングコースの本道に合流。下を見れば獅子舞の谷だけが、鮮やかな黄色に染まっているので、あの辺りが獅子舞の谷だとすぐに分かります。

<DATA>
■獅子舞の谷
アクセス:JR鎌倉駅東口4番バス乗り場から京急バス「大塔宮」行きで、終点「大塔宮」下車、徒歩40分
バス停から獅子舞の谷への地図 → 獅子舞の谷への地図(楽しい鎌倉)
獅子舞の谷について → 鎌倉紀行 獅子舞の谷
 

【建長寺】 オリジナリティの高い紅葉の写真を!

鎌倉五山第一位の「建長寺」も、紅葉の美しいお寺。建長寺の紅葉は、境内の奥のほうに集中しています。
建長寺塔頭・龍峰院の紅葉(2009年11月29日撮影)

建長寺塔頭・龍峰院の紅葉(2009年11月29日撮影)


写真は建長寺塔頭(たっちゅう)の「龍峰院」の紅葉。塔頭とは、大寺院の支院のこと。門の中に立ち入ることはできませんが、とてもきれいですね。

建長寺の紅葉でおすすめなのは、境内の一番奥から、裏山の中腹にまつられている建長寺の鎮守、「半僧坊(はんそうぼう)」へと続く石段付近。

紅葉は、それだけを撮ってもあまり面白い写真になりませんが、この辺りには色々な石像などがあるので、上手に撮し込むとオリジナリティの高い写真になります。
建長寺の紅葉(2009年11月29日撮影)

建長寺の紅葉(2009年11月29日撮影)

建長寺の紅葉(2009年11月29日撮影)

建長寺の紅葉(2009年11月29日撮影)


石段を登った先の半僧坊では、半僧坊のお供とされる烏天狗がお出迎えしてくれます。
建長寺の裏山にまつられている建長寺の鎮守「半僧坊」の烏天狗の像と紅葉(2009年11月29日撮影)

建長寺の裏山にまつられている建長寺の鎮守「半僧坊」の烏天狗の像と紅葉(2009年11月29日撮影)


<DATA>
■建長寺
住所:鎌倉市山ノ内8
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩15分
地図 → アクセス
ホームページ → 大本山 巨福山 建長寺ホームページ
 

【長谷寺】 鎌倉で唯一の紅葉ライトアップ

鎌倉屈指の人気観光スポット、「長谷寺」も紅葉の名所です。
長谷寺の紅葉(2015年12月4日撮影)

長谷寺の紅葉(2015年12月4日撮影)


京都などではすっかりお馴染みになっている紅葉の夜間ライトアップですが、鎌倉で実施しているのは、今のところ長谷寺のみ。

闇夜に浮かび上がる紅葉は、まさに幽玄の美。
紅葉が見頃をむかえている木の周囲には、多くの人々が集まっていた(2016年12月8日撮影)

紅葉が見頃をむかえている木の周囲には、多くの人々が集まっていた(2016年12月8日撮影)

青色の光に幻想的にライトアップされた、長谷寺本堂(2016年12月8日撮影)

青色の光に幻想的にライトアップされた、長谷寺本堂(2016年12月8日撮影)


なお、長谷寺は三脚の使用が禁止されていますが、スマホなら手持ちでも比較的ラクに、夜景の写真も撮影できるでしょう。

ライトアップは日没とともに開始。早めに到着してしまっても、長谷エリアは鎌倉大仏や長谷寺の門前町で、カフェや食事処、お土産屋さんもたくさんありますので、楽しく待つことができます。

<DATA>
■長谷寺(長谷観音)
住所:鎌倉市長谷3-11-2
アクセス:江ノ電長谷駅より徒歩5分
地図 → アクセス
ホームページ → 鎌倉 長谷寺ホームページ
※ライトアップの実施時期は毎年11月下旬~12月10日前後。詳細は公式サイトでご確認ください。
 

鎌倉のその他の紅葉おすすめスポット

■源氏山公園
鎌倉の他の場所より色づきが早く、例年、11月中旬頃から色づきます。
鎌倉タイム 源氏山公園の紅葉

■覚園寺
お寺の方の案内によるツアー形式の拝観で知られるお寺。紅葉の数が多く、特に午前中の境内は陽が差して美しいです。メタセコイア(曙杉)の巨木も美しく色づきます。
鎌倉紀行 覚園寺

■瑞泉寺
鎌倉の奥座敷、その名も「紅葉ヶ谷(もみじがやつ)」という山あいの地にたたずむ瑞泉寺。例年、12月中旬になって、ようやく見頃をむかえます。
瑞泉寺ホームページ

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