ネットオークション/オークション詐欺に遭わない方法

直接取引は危険!繰り上げ落札詐欺に注意!(2ページ目)

長年オークションをしていると、実にいろいろな経験をするのですが、その中で印象深いのはやはりトラブル関連です。今回紹介するのは、繰り上げ落札詐欺。実際の話をもとにしていますので、トラブル防止の参考にしてください。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

直接取引をしない

ユーザーとの直接取引は絶対にしてはいけない

ユーザーとの直接取引は絶対にしてはいけない

こういうった詐欺の被害に合わないためには、まずはユーザーからの直接取引には応じないことです。おそらく「落札者の都合で取引ができなくなった」といった理由で、取引を持ちかけられると思いますが、もしヤフオク!を通している正式な取引ならば、メールの差し出し人は「auction-master@mail.yahoo.co.jp」
になっているはず。

これ以外は、ヤフオク!を通していない取引なので、ヤフオク!の補償などがあっても、それを受けることができなくなります。

ヤフオク!に登録しているメールアドレスを変える

そもそも、なぜ直接メールが届いたのか?オークションのIDと、ヤフオク!に登録しているメールアドレスに関係があります。Yahoo!メールを使っている人は、IDとアドレスの「@yahoo.co.jp」の前の部分を同じにする傾向があって、たとえばIDが「abcd」だったら、メールアドレスも「abcd@yahoo.co.jp」としてしまうのです。詐欺をする人はユーザーのIDを使って、メールを送っている可能性があります。たまたま、自分が入札していた商品が落札できるとなれば、喜んで取引をしてしまいますよね。

でも、直接メールが来るのはおかしなことです。なので、メールアドレスにIDを使っているならば、すぐに変更しておきましょう。

被害にあってしまったら

前述したように、これはオークション外での取り引きとみなされて、オークションの補償は受けることができません。もし、相手の住所や電話番号がわかっているのであれば、連絡を取ることです。内容証明郵便や配達記録郵便で、もしそのまま戻ってくるようであれば住所はでたらめです。電話に関しては、おそらく出ないと思います。そもそも、詐欺を働くのだから、正しい住所は教えないと思っていた方がいいでしょう。

また、すぐに警察に相談をすること、お金を支払ったのであれば、金融機関に相談することもできます。特に金融機関への連絡のときには警察の協力があった方がスムーズになります。

とはいえ、一番大切なのは、詐欺にあわないことです。直接取引のメールには応じない、そしてそんなメールがこないようにメールアドレスを変えるなどの対処をしておきましょう。

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