ネットオークション

「ヤフオク!」は「メルカリ」と比較してここが面白い! ネットオークションならではの特徴とは?

「ヤフオク!」は1999年9月28日にサービスを開始し、ネットオークション最大手として多くのユーザーを抱えています。「メルカリ」などのフリマアプリとは異なる、ヤフオク!の面白い特徴を紹介していきましょう。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

フリマアプリとは違う、ヤフオク!ならではの面白い特徴5つ

フリマアプリとは違う、「ヤフオク!」ならではの面白い特徴を5つご紹介

「メルカリ」や「PayPayフリマ」などのフリマアプリができる前から存在する「ヤフオク!」。1999年9月28日にサービスを開始し、現在はネットオークション最大手として多くのユーザーを抱えています。そんな歴史のあるヤフオク!には、フリマアプリとはちょっと違った面白い特徴があります。この記事で5つ紹介していきましょう。
 

1. 「1円」出品&落札ができる

ヤフオク!は、定額出品もありますが、基本的にはスタート価格から徐々に価格が上がっていくオークション方式です。商品を欲しいと思うユーザーが希望価格を記入して入札することで、価格が上がっていきます。

スタート価格は出品者が自由に決められますが、あまりにも高い金額だと入札件数が0のまま終了することもよくあります。一方、相場がある程度分かっている商品の場合、低い価格からスタートすることも可能です。ヤフオク!の特徴である「1円スタート」もその一例でしょう。なぜ1円でスタートするのかというと、入札件数が増えていくので注目されやすくなるからです。たくさん入札があれば、他のユーザーも「なぜこんなに?」と思い、商品を見ることもあります。

また、もともと高い価格で出品していて落札されなかった商品を、1円スタートにして売り切ってしまいたいという出品者の考えもあります。あるいは、処分費用がかかる家電や大型の家具などを1円で出品して、処分費用を節約する目的もあります。

落札者からすれば、他に競争相手がいなければ1円で落札できることもあります。探していたものが1円で買えるならば、とてもお得な買い物になりますよね。でもこの場合、送料は出品者が負担するケースが多いので、その点は注意が必要です。
 

2. マニア向けの商品がそろっている

メルカリなどのフリマアプリが世の中に普及する前は、個人間取引といえばヤフオク!といわれていました。当時はマニアックな商品やちょっと変わった商品の取引が頻繁に行われていて、マニアもたくさん参加していました。

その流れは今も変わりません。ヤフオク!にはコレクターアイテムやレア物などがたくさん出品されていて、マニア向けの市場となっています。実は筆者も落札したことがありますが、例えば記念切手はメルカリよりも充実しています。またヤフオク!が認めたストアが出品しているので、商品の真贋に関しても安心できそうです。
 

3. オークション終了間際に激しい競争が起きる

オークション形式で出品されている商品の場合、すぐに入札があるとは限りません。まずは気になる商品を「ウォッチリスト」に登録して様子を見ます。ウォッチリストは、フリマアプリの「いいね!」と同じ機能です。ここに登録することで、気になる商品を一括管理でき、他のユーザーが入札するかどうかもすぐに分かります。

またオークション終了まで時間があるので、他の商品との比較も可能になります。いざ入札しようと思うのはオークション終了間際が多いので、終了10分前くらいから価格が一気に上がることもあります。

気をつけたいのが、自動延長です。これはヤフオク!ならではのシステムで、オークション終了5分前に入札があって価格が上がると、自動的に終了時間が5分延長されます。自動延長は何度も繰り返されるので、オークション終了時刻がかなり伸びてしまうこともあるのです。

オークション終了間際を狙っていても、結果的になかなか終わらないですし、ユーザー同士の競争が激しくなって想像以上の高値まで上がってしまうことも少なくありません。出品者にとっては大きなメリットになりますが、落札する側からすれば、少々厄介なシステムともいえます。
 

4. 日曜日の夜が最も活気がある

ヤフオク!が1番盛り上がるのは日曜日の夜10時以降といわれています。日曜日の夜は家でゆっくりと過ごす人が多いので、ヤフオク!で狙っていた商品に入札しようと思うのでしょう。

逆の立場で考えると、日曜日が盛り上がるといわれているので、そのタイミングで終了するように設定する出品者もたくさんいます。つまり日曜の夜に終了する商品が多いから、結果的に入札が集中して盛り上がっていくという好循環が生まれているのです。
 

5. スキルを売ることができる

ヤフオク!では、無形のスキルを売ることができる(画像はヤフオク!より)

ヤフオク!では、無形のスキルを売ることができる(画像はヤフオク!より)

メルカリやPayPayフリマなどのフリマでは、学習やパフォーマンスなど無形のものは出品ができません。一方ヤフオク!では、形がないものであっても出品が可能です。

例えば、映像を編集してDVDを制作してくれたりイラストを描いてくれたり。家事代行や海外商品購入の代行サービスも商品にできるのです。もし自分の知識やスキルに自信があるならば、それをお金に換えることができるかもしれません。

ヤフオク!とフリマアプリでは出品形式、そしてシステムの違いがあります。出品商品の特徴も異なるので、両方をうまく使い分けることでお得な買い物ができたり、思わぬ高値で売れたりするかもしれません。

あれもこれも使うのは大変だと思うかもしれませんが、慣れてくると逆にいろいろなサービスを使い分けることが楽しくなってくることもあります。選択肢をたくさん持っていることが、ユーザーの強みになるのではないでしょうか。


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