住宅設計・間取り/収納プラン

寝室の快眠性を高める第3の収納プラン

就寝と着替えを兼ねた寝室が、快眠を妨げていませんか? これまで当たり前のように行ってきた部屋づくりを収納でチェンジ。収納をスッキリ、ベッドでグッスリを!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

子育て中は寝室で子供と就寝。子供が親離れすると、今度は夫婦の生活時間が合わなくなる。それによって寝室で安眠できないという不満の声が聞かれます。そこで、質の良い睡眠につながる寝室づくりに役立つ収納をプランしてみましょう。


壁で区切るウォークスルー収納

壁面クローゼットの一角をドレッサーやデスクにしてもいい

壁面クローゼットの一角をドレッサーやデスクにしてもいい

寝室に設えるクローゼットは、壁面収納とウォークイン収納の2タイプ。壁面型のクローゼットは、寝室に面して設けるクローゼットなので、寝室内で着替えるためのスペースを空けておきます。それに対してウォークイン型は、四角い独立部屋が寝室に付属する形になっていて、そこで着替えるためにはある程度のスペースが必要です。

それぞれのタイプには一長一短があり、壁面型はスペースの効率は良い一方で、ベッド越しに収納扉を眺めることになるため安らぎ感を損ねる恐れがあります。その点でウォークイン型は別室としての独立性が高いのですが、面積に余裕がないとできません。

そこで第3のスタイルとして、寝室も収納も独立性をもちながら、ゆるやかにつながるウォークスルー型収納をご紹介します。この収納は、通路と着替えの機能を兼ね備えた点が特徴です。そして壁沿いにある収納と寝室との間には、部分的に壁を設けて空間を区切ります。その仕切り壁にベッドのヘッドボードを向けて配置したときの、収納と寝室を合わせた広さは10畳程度。効率の良いスペースの使い方ができます。


スクリーンで仕切るウォークスルー

<a href="http://www.ikea.com/jp/ja">IKEA港北</a>には、ベビーベッドも置いた13畳の寝室ルームセットがあります。

IKEA港北には、ベビーベッドも置いた13畳の寝室ルームセットがあります。

新築やリフォームなど大きな工事をしなくても、扉の位置と広さの条件が整えば、家具の配置だけでウォークスルーにできます。

壁側には組み立て式のクローゼットを設置して、寝室との仕切り壁を造る代わりに、厚手の生地のスクリーンを吊るすことでの応用も可能です。共働き、子育て中、残業が多いなど、お互いの生活時間がずれてしまいがちな夫婦には、メリットのあるレイアウトではないでしょうか。

就寝と更衣の両方を行う寝室では、相手の睡眠を妨害する恐れがありますが、ウォークスルー収納があれば着替え専用のスペースが確保され、就寝空間は快眠性を高める狙いでインテリアを整えることができます。

気になるウローゼットの収納量も、把握しておきましょう。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます