住宅設計・間取り/実例にみる間取りプラン

二世帯同居の家をつくる

二世帯住宅では、プライバシー重視やバリアフリーといった形式に目が向きがちですが、本当に大事なのは世帯間の関係です。お互いの関係に相応しい距離をはかり、それをプランに反映していくことがとても重要なのです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


世帯の関係を確認する

二世帯住宅というと、とかくプライバシー重視の間取りやバリアフリーといった形式面に目が向きがちです。しかし、本当に大事なのは世帯間の関係です。
お互いの関係に相応しい距離をはかり、それをプランに反映していくことがとても重要なのです。


何気ないスペースが大切

プランニングをする際、交流スペースを設けるなど特別な部屋を用意するケースがあります。良いとは思いますが、人はその部屋を用意したからそこに集まるのかと言えば、そうとも限りません。こうあるべきとか何となく「ふわぁ~」とした先入観はできる限りなくていいのでしょう。むしろ特別な部屋のスペース分、玄関を広くする方が動線も楽になり、コミュニケーションも誘発される可能性は高いのです。


実例紹介


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敷地面積 …50.3坪(166.26平米)
建ぺい率 …60%
容積率  …200%
北側斜線 …5m+1.25勾配
準防火地域
家族構成 …老夫婦+若夫婦+子ども1人




<1階平面図>
… 玄関ホール正面に階段を設け、左右に居室を振り分けている。
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<2階平面図>
… 将来子どもが増えたり、成長によってタタミコーナーは多目的用途となる
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次のページでは、写真を見ながら紹介していきます。

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