移転を控えた築地市場で行列の海鮮丼を食す(5ページ目)

「大江戸」で海鮮丼をいただくことに

Yくんは築地場内をまわりながら悩んでいた。おいしそうな洋食屋さんなどがあるなか、「せっかく築地なので海鮮丼にしたいですね」と言う。しかし、お寿司屋さんは、ずいぶん並んでいるところが多い。並んでいるのは多くが外国人の方のようで、海外のガイドブックに載っているのだろう。

「せっかくだからある程度並んでいるほうがいいですね。かといって、行列が長いところは」と言いながら、選んだのは「大江戸」という海鮮丼のお店。
こちら大江戸の前には4、５人の人しか並んでいない。Yくんがその後ろに並んだ。僕もいっしょに並ぶ。これならすぐに店に入れるだろうと思ったら、なんとお店の人がやってきて、並ぶのはあちらでと指差されたのは、少し離れた場所。そこに10人くらいが並んでいるではないか。どうするかなとYくんを見たら、「並びましょう」とのこと。20分ほどでお店の前。なるほど、ここへきて注文するのだ。僕は迷った挙句「うに盛り小樽丼」にした。それがこちらだ。
これが本当においしかった。やはりネタが新鮮だからだろうか。築地の豊洲への移転が2015年と迫ってきている。古く赴きのある市場の形は失われても、こういう味は変わらないんだろうから移転後も大丈夫だと思った。

【関連サイト】
築地場外市場 - 公式ホームページ
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