北欧のライフスタイルに魅了されて

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左上:宿泊客と一緒に、夏至を祝うパーティー。
右上:町が一望できるミュージアムカフェ。
左下:サマースクールで作ったバスケット。
右下:ストックホルムのお気に入りのカフェで。
※本の中から抜粋。撮影:おさだゆかり
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買い付け旅行から帰ってきたばかりのおさだゆかりさんに、お仕事について、本について、そして旅のおみやげ話を
お聞きしました。(以下、私=エ、おさださん=オ、と表記しています)。
エ:おさださんは元々雑貨に関わるお仕事をしていたのですか?
オ:
サザビーのアフタヌーンティーリビングで最初はショップスタッフとして働いていました。
その後バイヤーとして、いろいろな国に買い付けに行くようになったんです。
エ:オンラインショップ「SPOONFUL」をオープンした理由は?
オ:
バイヤーとして10年働き、そろそろ自分が本当にやりたい方向について、
考えるようになりました。今から7年前、たまたま仕事で訪れた北欧で、
普段に使う日用品のデザインのよさ、ゆったりと余裕のある暮らしぶりなど、
ライフスタイル全体に衝撃を受けたんです。
北欧にすっかり魅了されて、プライベートでも訪れるようになりました。
本にも書いていますが、ハンドクラフトのサマースクールに通うなどして、
長期滞在も経験し、自分の好きな北欧雑貨に関わる仕事をライフワークにしていきたい、と確信しました。
会社員時代はとにかく忙しい毎日だったので、
自分で時間をコントロールできるよう、まずはオンラインショップとして
スタートさせました。オープンは去年(2005年)の3月です。
エ:オンラインショップって、webの知識も必要だと思うのですが、
HPについて何か勉強しましたか?
オ:
webデザインの学校に短期集中で通いましたが、あとは本を読みながら独学です。
お金もそんなにはなかったし、自分でできるんじゃないかな、と楽観的に考えてしまった
んですよね。デザインも自分で考えました。
また、ショップだけでなく、旅で出会った感動をいろんな人に伝えたくて、トラベルジャーナルという
コーナーを設けています。私が今まで撮り貯めた写真やエピソードを公開しています。
エ:HPに掲載している写真や情報も魅力的で、お買い物+αとして楽しめる
ページだと思います。本を出すきっかけはなんでしたか?
オ:
去年の5月にギャラリーでイベントをやったのですが、そのとき来て下さった
クリエイターのRARI YOSHIOさんに「こんなにたくさんステキな写真があるなら、
本が作れるね。」と言われて。その後RARIさんからの紹介で、出版社より
お話を頂きました。
エ:本作りは初めてだと思いますが、苦労したことはなんですか?
また楽しかったことは?
オ:
半年ほど時間をかけて作ったので、比較的ゆったりしたペースで納得いくまで
考えて進めることができたと思っています。本の写真、レイアウトまで
全て自分で考えました。本来はデザイナーがやる分野かもしれませんが、
もし納得がいかない場合でも、つい遠慮してしまって、後味が悪くなるのは
いやだなあ、と思ったんです。
大変ではありましたが、結果的に自分で満足いく本になったと思います。
写真をあれこれ選んでいるときは、思い出がよみがえってきて、
また旅しているような気分になれて楽しかったです。
エ:おさださんならではのセンスが表れている本だなあと思います。
バイヤーとして、ものを見る目も鋭いと思いますが、買い付けのときのもの選びの
基準はなんですか?
オ:
会社員時代は、シーズンによってテーマなどが決まっていましたから、それに沿ったもの
を選ぶようにしていました。売れるか、ということも常に念頭に置いて。
でも独立してからは、自分が本当に好きで使いたいと思うもの、胸を張って勧められるもの
だけを選んでいます。実は売れることはあまり考えていないんですよ。
エ:今回の買い付けはいかがでしたか?
オ:毎回訪れていた店が2店も閉店していてショック!でも今回は、ステキな陶器がたくさん見つかって、
収穫も多かったです。また、ちょうど夏至のシーズンで、お祭りにも行って来ました。
北欧のお祭りはほのぼのとしていて、白夜で日が暮れないから夜中まで子供が遊んでいたり。
のどかな気分で楽しめました。
エ:SPOONFULで今後やっていきたいことは?
オ:まずは、お店を少しでも多くの人に知ってもらいたいと思っています。
そのためには、目の前にあることをひとつひとつ、きちんとこなすことですね。
吉祥寺のfeveでイベントをした後は、秋まであちこちでイベントも行う予定です。
お客さまと直接お会いできるいい機会なので、楽しみにしているんです。
最近しみじみ感じることは、フリーになってから、回りの友人たちに助けられることも多く、
みんなの力が大きなパワーになっていること。
同じくフリーの友人も多いので、
それぞれのいいものをお互いに発揮していけたらいいな、と思っています。
エ:おさださん、本当にどうもありがとうございました。


左上:お気に入りの雑貨や商品がずらりと並んだ棚。
右上:ラッピングに必ず付けるスプーン。オリジナルの焼印入り。
下:無類のカゴ好き。北欧で見つけた様々なカゴが部屋のあちこちに。