小川治兵衛作の池泉回遊式庭園がある旅館
この宿は、私立学校振興共済事業団の京都宿泊所の旅館ですが、一般の人も宿泊することができます。
この地は平安時代初期の公卿で、皇族以外ではじめて摂政の地位に就いた藤原良房の別荘があったところと伝えられます。
現在の建物と庭園は、大正8年に呉服商の下村家により完成。
建物は「関西建築界の父」とも呼ばれ、京都府立図書館や円山公園などの設計に携わった建築家・武田吾一が設計しました。
庭園は、無鄰奄や平安神宮の神苑などを作庭し、近代日本庭園の先駆者とされる作庭家・小川治兵衛の手によるもの。
琵琶湖疏水の水を引き込み、東山を借景にした池泉回遊式庭園で、平成15年4月1日に京都市指定名勝に指定されました。
庭園と建物は白河院の大きな魅力といえますが、南禅寺や永観堂、銀閣寺、平安神宮などへの観光の拠点としての立地もまた、この旅館の魅力です。
また、静かで清潔な客室や四季折々の食材を活かした本格的な京会席が楽しめる食事も評判です。
■白河院
住所：京都府京都市左京区岡崎法勝寺町16
電話：075-761-0201
アクセス：新幹線・東海道本線「京都」駅から市バスターミナルA-1の5番「岩倉」行きバスで「法勝寺町」下車すぐ前
HP：www.shigakukyosai.jp/yado/kyoto/
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