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都をどりから鴨川をどりまで、一挙紹介

4月に入ると「都をどりは、ヨーイヤーサー」の掛け声で、春の京都が始まります。そんな、京都の春の踊りの会をすべて紹介します。今年は、どの踊りを見られますか。それとも全部?

執筆者:岡本 美科

祇園甲部
開催される周辺では、各をどりの提灯やポスターが飾られます
4月に入ると花街(かがい)の「をどり」が始まります。お花見と同じぐらいこちらも多くの方が、見に来られます。なかなか、花街と観光とは縁遠いですが、この花街の「をどり」は、チケットを取れば気軽に舞妓さんや芸妓さんの踊りを見ることができる良い機会です。それぞれの花街により開催期間や特徴が違ため要チェック!!

是非、今年は京都のお花見と合わせ京都の伝統芸能である花街の「をどり」見られるのは、いかがですか?ぐっと京都が近く感じるはずです。

【contents】
■春の花街の「をどり」比べ、今年はどうされますか?……P1
■京都の花街は、6つあるのはご存じですか?……P2

春の花街の「をどり」比べ、今年はどうされますか?

都をどり
毎年この時期の花見小路は、賑わいます。

■都をどり
明治5年に始まった都をどりは、「都をどりはぁ~、よーいやさー」の掛け声で始まる事でも有名です。祇園甲部の踊りの流派は京舞井上流で、腰を下げ、すり足の独特の動きが特徴的です。見どころとしては、四季の美しさを表現する豪華絢爛な舞台美術や芸舞妓の盛大で優美な舞姿と甘美な邦楽の響きです。歴史も古くまた華やかな事もあり、一番多くの方が見に来られ「をどり」でもあります。チェリーダンスとして、海外でも有名です。
●第134回都をどり
日時:平成18年4月1日(土)~30日(日)
料金:お茶席券付特等観覧券4,300円、壱等観覧券3,800円、弐等観覧券1,900円
問い合わせ:都をどり予約係 TEL075-541-3391

■京おどり
昭和25年に始まった京おどりの現在の流派は、若柳流です。題目が歌舞伎仕立てなのが特徴です。見どころは京都の名所や名物を主なテーマに、伝統の名にふさわしい洗練された伎芸と創意工夫された演目です。「都をどり」のような華やかさは無いかもしれませんが、舞の技を全面に出した男っぽい印象を受ける舞に思います。舞についてある程度の知識や経験のある方又何回か花街の踊りを見てられる方にお奨めかもしれません。

●第57回 京おどり
 日時:平成18年4月8日(土)~23日(日)
 料金:入場券4,300円(茶券付)3,800円お茶券500円プログラム500円
 問い合わせ:TEL 075-561-1151 宮川町歌舞会

■北野をどり
昭和27年に北野天満宮で50年に一度行われる大萬燈祭の記念に初演されました。都をどりや京おどりのように芸舞妓さんの人数が少ないため圧倒する華やかさは感じられないかもしれませんが、こじんまりした感じで花街が身近に感じられます。また、物語性の強い舞踏や伝統フィナーレには『上七軒夜曲』が流れ、島田髷の芸妓と舞妓がそれに合わせながら踊るのが有名です。

●第54回 北野をどり
 日時:平成18年4月15日(土)~25日(火)
 料金:4,300円(お茶席券付)3,800円
 問い合わせ:TEL 075-461-0148 上七軒歌舞練場

■鴨川をどり
鴨川をどり
先斗町界隈では、鴨川をどり一色です。

明治5年に始まった鴨川をどりは、5月に入ってから行われます。見どころとしては、総踊形式の都をどりや京おどりと違い、第一部が舞踊劇、第二部が舞妓らの出演による尾上流で純舞踊の二部構成です。派手で楽しいという印象があり音楽も洋楽的なものもあり「をどりショー」と言った感じです。「をどり」の知識、経験が無くても楽しく見られます。

●第169回 鴨川をどり
 日時:平成18年5月1日(月)~24日(水)
 料金:4,300円(茶券付特別席)3,800円(特別席)2,000円(普通席)お茶券525円
 問い合わせ:TEL 075-221-2025 先斗町歌舞会

春の「をどり」の会に行けなくても秋にも開催されるのでご安心ください。また「都の賑わい」とし五花街が合同の講演もあり、見逃せない「をどり」の会です。6月の第3土・日曜日に行われます。是非、今年は花街の「をどり」を楽しんでください。

次のページでは、京都の花街6ヶ所について紹介します。
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