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埼京線沿線に「駅型保育園」増加中

子育てをしながら働きたいと思う母親が増えています。働く親にとって子どもの預け先の確保は重要です。そこで今回は、待機児童減少に向けた各自治体の取り組みを中心に子育て支援事情を紹介します。

執筆者:山下 和之

子育てをしながら働きたいと思う母親が増えています。働く親にとって子どもの預け先の確保は重要です。そこで今回は、待機児童減少に向けた各自治体の取り組みを中心に子育て支援事情を紹介します。

埼京線沿線に「駅型保育園」増加中

JR東日本が駅近くの土地を提供し、駅から徒歩圏内に造られる「駅型保育園」が首都圏を中心に増えています。現在、駅型保育園は都内に7、千葉県に1、神奈川県に5、埼玉県に11園あります。最も数の多い埼玉県では11園のうち9園が埼京線沿線(9園中7園が駅前立地)に集中しています。

2009年5月、埼京線の戸田駅前にオープンした「戸田駅前さくら草保育園」(認可保育所)もそのひとつ。埼京線沿線に駅型保育園が増えている理由としては、埼京線沿線には子育て世帯が暮らすファミリー向けマンションが多く、保育園のニーズが高いエリアということが挙げられます。また、旧国鉄が埼京線と並走する東北新幹線をつくる際に緩衝地として確保した土地が空いているのも理由のようです。

JR東日本は今後さらに、各沿線に複数の保育所を展開し、子育てしやすい沿線づくりという形で子育て支援をしていくようです。電車に乗って通勤する親にとって、「駅型保育園」は送迎の時間が短縮できるというメリットがあり、ニーズはますます高まるのではないでしょうか。

JR東日本HP
戸田市情報ポータルサイト

改修型認可保育所整備に向け1億500万円計上した町田市

待機児童解消のため保育所整備を進める町田市
待機児童解消のため保育所整備を進める町田市
町田市では保育園の入所を待つ待機児童数が2008年 の234人から今年は417人と急増しています。待機児童減少に向け、同市では2009年度当初予算に「20年間期間限定認可保育所」(100人×3園)を新設する予算を計上しました。

しかし、このところの厳しい経済情勢を受け、さらに待機児童数は増えることが予想されます。そこで、町田市は「改修型認可保育所」(50人×4園)整備のための費用1億500万円を6月補正予算案に計上しました。

「改修型認可保育所」とは、空き店舗などの賃貸物件を改修して作られる保育所で、運営する法人に対して、改修費と賃借料を市が一部助成するというものです。新設に比べ費用が低く抑えられ、その分施設数を増やせるので、待機児童減少の対策としては有効ではないでしょうか。

町田市HP

病児のお迎えサービスを開始した板橋区

子育てしながら仕事をする親をサポートするため、近年、各自治体で「病児・病後児保育」への取り組みが広がっています。

「病児・病後児保育」とは、病気やケガ、これらの回復期で安静を要するなどの理由から、通常の保育園での集団保育が難しい子どもを病院に併設した保育施設で預かるというものです(事前登録必要)。

板橋区は他の自治体に先駆け、2000年から「病後児保育」を開始しています。同区は、保育施設で急に子どもが発熱した場合などの対応が難しいとの保護者の声を受け、すぐに迎えに行けない家族に代わって、区が委託する病院の看護師がタクシーで保育園に迎えに行く「お迎えサービス付きの病児保育」(事前登録必要・有料)を6月から新たに始めました。

お迎えサービス付きの病児保育は、板橋区高島平の「板橋区医師会病院」1カ所でスタートしていますが、2009年4月に新棟を開院した板橋区加賀の「帝京大学医学部附属病院」でも開設に向けて現在、準備が進められています。

板橋区HP

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