子育て/子育てに役立つ最新心理学

美少女コンテストに学ぶ、伸ばすほめ方2つのコツ(3ページ目)

アメリカの美少女コンテストの研究から学ぶ「子どもの自尊心をアップするほめ方のポイント」についてご紹介します。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

子どもの自尊心をアップするほめ方、2つのポイント

結果は大事、でもプロセスはもっと大事。プロセスほめで子どもを伸ばそう!

結果は大事、でもプロセスはもっと大事。プロセスほめで子どもを伸ばそう!

ここでは美少女コンテストの研究を用いましたが、代理達成が発生するものは他にも色々あります。たとえば、幼少時のお受験、おけいこ、スポーツなど。

親として気をつけていきたいのは、子どもは小さければ小さいほど、何をやるかは親が決断をしているケースが多い、ということを常に意識することです。

今の時代、幼少期から「お勉強」はもはや普通のことになってきました。そんな世情を踏まえて、子どもの自尊心を上手に育むためのほめ方を2つ挙げるとすれば、

■結果よりもプロセスをほめる
競争にさらされると、どうしても結果に目が行きがちになります。親として、「結果が全て」という姿勢を取らないようにするのはとても大事。結果よりも、そのプロセスに目を向けたほめ方をすると、その子の次のやる気アップにつながりやすくなります。「一生懸命になっている姿」「根気よくコツコツ続ける姿」など、やっている途中の頑張りをほめていきましょう。

■外的な魅力よりも内的な魅力をほめる
ほめるポイントを外的な要因に依存しすぎないように気をつけましょう。外的というのは、顔立ち、スタイルだけでなく、資格、学歴なども含みます。「自尊心の落とし穴にご注意!」でご紹介した「○○だから、おりこうさん」の条件ぼめは、自分を愛せない子を作ってしまいます。ほめてあげるべきは、その子の内的な部分。例えば、「集中力」「粘り」「持続力」「折れない心」などが挙げられます。これらは努力の過程や逆境に立たされたときに光る部分。その子の強みですので、思いきりほめてあげましょう。
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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