世界最先端のサービスアパートメント訪問(2ページ目)

キッチンの充実ぶりは本気仕様です

調理道具やカトラリーの充実ぶりに驚かされます

今回拝見した部屋は面積が103平米（月160万円）。ワンルームのリビング・ダイニング・オープンキッチンとメインベッドルームの他に、ゲスト用のベッドルーム＋バスルームが付いた間取りです。オープンキッチンはドイツ・アルミルモ社製。ドイツでも高い評価を受ける高級キッチンメーカーです。

コンロは電気式ではなく、オーブン付きのガスコンロを採用しています。ガスにして欲しいという要望があるそうで、本格的な調理をする利用者が多いことをうかがわせます。それに応えるように、本格的な鍋やフライパン、包丁やお玉類が大型引き出しの中に、びっしりと収納されていました。

大型冷蔵庫や2段式のビルトイン食器洗浄機、電子レンジ、コーヒーメーカー、炊飯器まで、家電製品も充実。食器類もカトラリーも全てが揃っています。また東京ミッドタウンには24時間営業のスーパー「Precce」があり、外に出なくても直通で行かれます。

付いているのは家具だけではありません

バイキング形式の朝食コーナー。これなら毎朝の食事が楽しみになります

このように、着る物だけあればその日から暮らせるのがサービスアパートメントの特徴です。週に3回のハウスキーピングサービスがあり、部屋やバスルームの清掃、ベッドリネンの交換、キッチンゴミの処理などを、ホテルのように全て任せられます。

さらに部屋だけでなく、24時間営業のフロントサービスや、専用ラウンジ、スポーツジム、朝食サービス、バーなども充実しています。またテレビ会議システム付きの会議室や、パソコンを備えたワークステーションなども揃っています。ホテルとは異なり、ラウンジなどパブリックな空間にも、利用者（と関係者）だけしか入れません。

ラウンジは仕事の打ち合せにも利用できて便利

こうしたサービスや光熱費もすべて料金に含まれています。それを考えると決して高い選択ではないのかもしれないと思いました。東京で数カ月単位で滞在することを考えると、マンションを借りるには敷金・礼金が必要ですし、ホテルでは外食ばかりになってしまいます。またラウンジや会議室で、仕事の打ち合せをできるのも大きなメリットです。

サービスアパートメントの魅力は、アットホームな感覚で滞在できる環境を、すぐに手に入れられることです。定住する家を持たず、世界を点々としなが生きる生活も、ライフスタイルのひとつとして確立される時代になったのかもしれません。