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低リスクの資産運用なら国内債券がおすすめ

低リスク投資なら国内債券。株式相場や為替相場などに左右されず、満期が来れば元本と所定の利子を受け取れます。また年利率0.5%以上で、変動金利型か満期の短いものを選ぶべきだと思います。国債・地方債は投資する意味を見出せません。円建社債は、利率が高く人気なので、あらかじめ社債の取扱いが多い証券会社に口座を開設して、募集開始と同時に応募できるよう準備しておくのが肝心です。

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低リスク投資なら国内債券

「少しのリスク」といっても、そのとらえ方は人それぞれでしょうが、とりあえず「元本の確実な保証はないが、よほどのことがないかぎり元本割れしない」と定義しようと思います。これに該当するのは、国債、地方債、社債などの国内債券。株式相場や為替相場などに左右されず、発行元の財政破綻、経営破綻といった、よほどのことがないかぎり、満期が来れば元本と所定の利子を受け取れます。

年利率0.5%以上で変動金利型か満期1~3年程度のものを

現在、一部のネット銀行や地方銀行のネット支店には、年利率0.5%(以下、利率はすべて税引き前)前後の定期預金もあるので、年利率がこれを下回るような債券は投資対象になり得ません。また、超低金利の現状を思えば、将来、大幅に金利水準が下がることはあり得ないので、長期の固定金利は得策ではありません。金利上昇に備えて、変動金利型か1~3年程度の満期の短いものを選べきだと思います。

国債、地方債はすべて不適合

現状では国債・地方債のなかに前述の条件に合うのものはありません。直近発行分の初回適用利率(10年固定債の利率×0.66で半年ごとに改定)が年0.48%の国債「変動10年」は、ある程度条件を満たしますが、中途換金する場合、直前2回分の利子が差し引かれる点を考慮すると、1年もの年利0.5%の定期預金よりも不利で、投資する意味を見出せません。

個人向け社債なら年利1%以上も

国内企業や海外企業の円建社債は、国債や地方債より利率が高く、満期1~3年で年利1%以上のものもあります。ただし、国債などと違って特定の証券会社でしか買えませんし、人気が高くすぐ売り切れたり、抽選になったりするものもあるので、社債の取扱いが多いSBI証券などの証券会社にあらかじめ口座を開設して、募集予定の情報を早めにキャッチし、募集開始と同時に応募できるよう準備しておくのが肝心です。
<SBI証券の2012年取扱い実績(ごく一部)>
・SBIホールディングス第4回無担保社債(2.16% 3年)
・SBIホールディングス円建社債(1.6% 1年)年5回募集
・韓国輸出入銀行円建社債(1.1% 3年半)
・ロイズ・ティーエスビー・バンク・ピーエルシー円建社債(1.5% 3年半)
・ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・ピーエルシー円建社債(1.0% 3年半)
 

 

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