メキシコ/メキシコシティ

メキシコシティ、セントロ地区のカフェ

再開発がすすみ、きれいで安全な雰囲気に生まれ変わったメキシコシティの歴史的中心地区、セントロ・イストリコ(通称セントロ)。老舗から大手チェーン系まで、たくさんのカフェがありますが、ここでは、旅行気分をますます盛り上げる下町情緒あふれる個性的なお店を選んでみました。

長屋 美保

執筆者:長屋 美保

メキシコガイド

下町情緒を味わえるメキシコシティ、セントロ地区のカフェ

cafe123a

リメイクやアンティーク家具がセンスよく使われるカフェ・シエント・ベインティ・トレス

再開発がすすみ、きれいで安全な雰囲気に生まれ変わったメキシコシティの歴史的中心地区、セントロ・イストリコ(通称セントロ)。老舗から大手チェーン系まで、たくさんのカフェがありますが、ここでは、旅行気分をますます盛り上げる、ローカル色の濃い、個性的なお店を選んでみました。

こちらもあわせてどうぞ>>>メキシコシティのカフェメキシコシティ、セントロ地区のバーメキシコシティ、セントロ地区のレストラン



ビンテージ趣味の個性派、カフェ・シエント・ベインティ・トレス

cafe123_2

高い天井と可愛いインテリアでくつろげる

cafe123_3

ベラクルス産の美味しいコーヒーが飲める

メキシコシティのレストランの記事でも紹介した、人気アジアン・レストラン、モグの姉妹店として、2012年9月にオープンしたカフェとアンティークショップ。 Articulo123(アルティクロ・シエント・ベインティ・トレス)という通りの123番地にあることから、カフェ 123(シエント・ベインティ・トレス)という名前に。元は新聞の配達所だった古い建物を暖かみのある空間にリフォームし、メキシコのビンテージ家具を生かしたインテリアが素敵です。

 

cafe123_4

サラダとスープが付いたサンドイッチ

1階はカフェと手作りパンの販売スペース、2階ではアンティーク家具や雑貨を販売。カフェではベラクルス産の香り高いコーヒー(アメリカンが18メキシコペソ)、しょうがやキウイ、レモンなどのシロップ漬けを使った自家製ソーダ(30メキシコペソ)が飲めるほか、手作りパンを使った和風やアジア風の具を挟んだサンドイッチ(スープ付き)やカレーが食べられます。照り焼きチキンのサンドイッチ(80メキシコペソ)や牛すじカレー(90メキシコペソ)がメキシコ人にも大好評。日本人におすすめのサンドイッチは、ごぼう、にんじん、れんこんと牛肉をかき揚げにしたキンピラ(80メキシコペソ)、スイートチリソースで味付けしたイカフライのトトマンカイ(80メキシコペソ)。どの料理にもたくさんの種類の野菜を使ったサラダが付いて、ヘルシー。刺激の強いメキシコ料理で胃が疲れたら、ぜひ訪れたい店です。

<DATA>
Cafe cientoveintitres antiguedades
住所:Articulo123#123, Colonia Centro
TEL:5512-1772
アクセス:地下鉄3号線またはメトロブスのJuarez(フアレス)駅から徒歩4分
営業時間:12:00~20:00/火~日曜

チェやカストロ、有名小説家たちも通ったカフェ・ラ・アバナ

havana1

数々の歴史的な瞬間に立ち会ったカフェ

havana3

外観からして懐かしい雰囲気

1954年開業のキューバスタイルの老舗カフェで、高い天井や、古びた建物、ハバナ旧市街のモノクロ写真が飾られた店内には、独特な空気が流れています。かつてチェ・ゲバラフィデル・カストロがメキシコ亡命中に、足しげくこのカフェに通って会議をしていたのは有名な話。そして1956年11月、彼らの率いるグループは、小さな船、グランマ号に乗り込み、キューバへと旅立ち、1958年にキューバ革命を成功させたのでした。

また、オクタビオ・パスロベルト・ボラーニョガルシア・マルケスのようなラテンアメリカを代表する作家たちも、常連だったことから今でも文化人たちにこよなく愛されています。

 

havana2

名物コーヒーのラ・アバナ

ここの名物はラ・アバナというコーヒー。濃いめのコーヒーに、無糖練乳、スチームした牛乳を加えたもので、どこか懐かしい味。メキシコ料理を中心とした食事メニュー(100~200メキシコペソ)もあります。

<DATA>
■Cafe la havana
住所:Morelos62, Esquina con Bucareli,Colonia Juarez
TEL:5546-0255
アクセス:地下鉄3号線またはメトロブスのJuarez(フアレス)駅から徒歩7分
営業時間:7:00~23:00/月~土曜、8:00~22:00/日曜

 

下町カフェの代表、カフェ・エル・コルドベス

cordobe1

コーヒー豆を買い求める客がひっきりなしに訪れる。お土産にもおすすめ

cordobe12

通りからすでにコーヒーのいい香りが漂う。ベランダ席は常連客に人気

1937年創業の老舗コーヒー店兼カフェ。セントロ地区のなかでコーヒー店が並ぶ通りの一角にあり、店に近づくと、コーヒーを焙煎するいい香りが漂ってきます。この店のコーヒーは、国産にこだわっていて、チアパス、オアハカ、ベラクルスのものを取り扱っています(アメリカンが16メキシコペソ、ラテは22メキシコペソ)。

 
cordobe3

ショーケースのケーキやクッキーは素朴ながらも美味しい

建物の1階がコーヒー店、2階がカフェスペースになっていて、喫煙できるベランダ席が人気。界隈は市場が近く、セントロ地区のなかでも、とくに下町っぽい場所。おばちゃんたちが噂話をしていたり、おじいさんがベランダ席で新聞を読んで長居したりする感じで、けっしてオシャレではありませんが、味があって通いたくなる店です。

<DATA>
■Cafe El Cordobes
住所:Ayuntamiento 18, Esquina con Lopez,Colonia Centro
TEL:5512-5545
アクセス:地下鉄8号線San Juan de Letran(サンファン・デ・レトラン)駅またはメトロブス4号線Plaza San Juan(プラサ・サンファン)駅から徒歩2分。
営業時間:8:00~20:00/月~土曜、10:00~18:00/日曜
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます