2月に権利確定できる高利回りおススメ3銘柄
株式投資の魅力として、個人投資家から人気が高いのが「株主優待」と「配当」。どちらかをもらってもお得になるわけですが、よりお得に株に投資するためには、優待と配当をでダブルでもらってより高利回りにすることが可能です。そこで、今から購入しても間に合う2月が権利確定の3銘柄を探し、株価チャートで買い時を考えてみました。（2012年12月17日現在）- ポイント（2685）
- ビックカメラ（3048）
- リックコーポレーション（3147）
ポイント（2685）
・業務内容：「グローバルワーク」等のカジュアル衣料を展開。・最低購入金額：3万1,000円程度
・権利確定月：2月末
・配当利回り：1株120円 3.92％
・実質利回り：10.44％
・優待内容：商品引換券
10株以上 2,000円相当の商品引換券
100株以上 5,000円相当の商品引換券
1,000株以上 10,000円相当の商品引換券
5,000株以上 20,000円相当の商品引換券
ビックカメラ（3048）
・業務内容：首都圏の家電量販店を展開。駅前出店に特化。・最低購入金額：4万1,000円程度
・権利確定月：2月末、8月末
・配当利回り：1株1,000円 2.44％
・実質利回り：9.77％(年2回受取換算）
・優待内容：株主お買物優待券（長期保有株主向けの優待制度有り。詳細はホームページ参照）
<2月末日>
1株以上 2,000円優待券
5株以上 3,000円優待券
10株以上 5,000円優待券
100株以上 25,000円優待券
<8月末日>
1株以上 1,000円優待券
5株以上 2,000円優待券
10株以上 5,000円優待券
100株以上 25,000円優待券
リックコーポレーション（3147）
・業務内容：岡山地盤にホームセンター等を展開。・最低購入金額：4万1,000円程度
・権利確定月：2月末
・配当利回り：1株7円 1.72％
・実質利回り：6.66％
・優待内容：三井住友VJAギフトカード
100株以上三井住友VJAギフトカード 2,000円分
1,000株以上 三井住友VJAギフトカード 5,000円分
5,000株以上 三井住友VJAギフトカード 7,000円分
チャートで買い時・売り時を分析
今回は、岡山地盤にホームセンター等を展開しているリックコーポレーション（3147）の買い時、売り時を株価チャートを使って分析してみましょう。過去2年間の株価チャートです。左の囲みは権利確定の2011年2月、右の囲みは権利確定の2012年2月です。
リックコーポレーションチャート。Yahoo!ファイナンスより。拡大画像あり
株価チャートを見る限り、「優待＋配当」の権利確定に向けて株価はじりじりと上昇し、権利を確定する前後から利益確定売りで値下がりする傾向があります。「優待＋配当」を狙うなら、株価が上昇し始める前から購入し、権利確定しても利益があるなら権利確定を待つか、もしくは権利確定を待たずして利益を確定するのがおススメでしょう。
ところで、株価チャートを見てわかるように、リックコーポレーション（3147）の株価は2012年半ば当たりからじわじわと値上がり傾向にあり、順張りチャートを形成しています。現在は年初来高値を更新し、かつ上場来高値近辺という水準です。
順張りチャートの銘柄の場合、株価の安い時に買おうと押し目を狙ってもなかなか買いチャンスが訪れません。この銘柄の場合、権利確定後には値下がりする傾向がありますので、株価が比較的落ち着いている時に株を買うのがよいのかもしれません。
ただし、日本の株式市場は新たな政権による金融政策を期待して上昇しています。国内の景気動向如何によっては、権利確定後も買いにおされて、株価が値下がりしないこともあります。国内の景気動向や株式市場の流れを注視しつつ、臨機応変に売買戦略を立てていくことが大切になるのかもしれませんね。
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