オアハカの観光(2ページ目)

博物館1 オアハカの歴史を知る、オアハカ文化博物館

世界文化遺産に登録される、オアハカ市歴史地区の中心、サント・ドミンゴ教会の敷地内にあり、広大な元修道院を利用した建物が博物館になっています。モンテアルバンやミトラを含む、オアハカ市近郊の遺跡からの貴重な出土品なども展示されています。プレヒスパニック期から、スペインの植民地時代などのオアハカの歴史や、現代も息づく先住民文化や風習についても追っており、見ごたえがあります。

＜DATA＞
■Museo de las Culturas de Oaxaca Santo Domingo　　
（ムセオ・デ・ラス・クルトゥラス・デ・オアハカ・サント・ドミンゴ）
住所：El Centro Cultural de Santo Domingo, en la calle de Macedonio Alcalá esquina con Adolfo Gurrión s/n, Centro
TEL：516 – 2991
アクセス：サント・ドミンゴ教会北側に併設されている文化センター内
開館時間：10:00～19:00 月曜休
入場料：57メキシコぺソ

博物館2 優れた民芸を知る、オアハカテキスタイル博物館

オアハカ市の中心にある18世紀の豪邸を改修し、2007年にオープンした、オアハカ、メキシコ、そして世界のテキスタイルの文化を紹介するための博物館。伝統、民芸、デザイン、現代美術が融合した素敵な場所です。5000にもおよぶテキスタイルのストックがあり、6人の蒐集家の持っている貴重なテキスタイルを展示する常設展示部分と、現代の職人やアーティスト作品が展示される企画展示に分かれています。地元の民芸職人によるワークショップや研究家の講演会を頻繁に開催。また、オアハカ産の良質なテキスタイル商品を扱うショップも併設されています。

＜DATA＞
■Museo Textil de Oaxaca（ムセオ・テクスティル・デ・オアハカ）
住所：Hidalgo917 Centro Historico Oaxaca
TEL：501-1617
アクセス：ソカロから東へ2ブロック
開館時間：10:00～20:00　月曜休
入場料：無料

博物館3 植物から人類学を学ぶ、オアハカ民族植物園

民族植物とは、先住民の伝統や知恵が活かされ、薬や染料、建材、儀式の道具などとして生活のなかで役だってきた植物のこと。オアハカに育つ民族植物ばかりを集めたのが、このサント・ドミンゴ文化センター内にある植物園で、開発や濫獲で、絶滅の危機にある希少植物を移植し、大切に育てています。サボテンや、メスカルの原料になる様々な種類のマゲイ（竜舌蘭）はもちろん、薬草系ハーブや、紙の原料になる樹、裁縫の針になる草まで、すべての植物に用途があります。

手入れの行き届いた庭園への入場にはスタッフのガイドが必要で、1～2時間かけて、それぞれの植物の用途や歴史について詳細な説明をしてくれるので、植物園といえども、立派な民族学博物館といえるでしょう。庭園のいろんな場所に先住民文化モチーフと現代アートが融合したオブジェがあるのにも注目です。なかでもオアハカ出身の世界的なアーティスト、フランシスコ・トレドによるコチニージャ（ダンゴムシ）から取れる染料を利用した、赤い血のような水が流れるような噴水は必見。

＜DATA＞
■Jardín Etnobotánico de Oaxaca（ハルディン・エスノボタニコ・デ・オアハカ）
住所：Centro Cultural de Santo Domingo?,Reforma s/n esquina Constitución,A.P. 367, Centro
TEL：516-5325
アクセス：サント・ドミンゴ教会横の文化センター内
開館時間：（入園にはガイドのアテンドが必要）
スペイン語ガイド：月～土曜10:00、12:00、17:00 　50メキシコぺソ
英語ガイド：火、木、土曜 11:00　100メキシコぺソ