コーヒースタンド・カルチャーの萌芽
1階は注文カウンター、2階にソファ席があります。
街角に小さなコーヒースタンドが増えつつあります。従来のカフェとの違いは、コーヒー第一主義。空間の居心地の良さではなく、コーヒーのクオリティにフォーカスし、東京の日常に少しずつ浸透しようとしています。
アメリカ西海岸で盛り上がる高品質でスタイリッシュなコーヒースタンド・カルチャーの影響、そして下北沢に登場した
Bear Pond Espressoの存在が起爆剤のひとつになっていることは間違いありません。今回の記事ではそんな潮流を感じる一軒、吉祥寺のニューフェイスをご紹介します。
水タバコ屋を営むシリア人のお客さまがラテを買いに来ておしゃべり。
シングルオリジンの魅力を吉祥寺に
2011年8月、吉祥寺の南側に小さくて魅力的なコーヒースタンドが誕生しました。テイクアウトと立ち飲みが主体ですが、2階には気持ちのいいソファ席を用意。新鮮なスペシャルティコーヒーでリフレッシュしながら仕事や読書に没頭することも可能です。
オーナーバリスタは1979年生まれの32歳、吉祥寺に住んで8年になるという小泉直樹さん。生まれ育った群馬県前橋市の今はなき地名「竜門」を店名に織り込みました。
こじんまりしたスペースにセンスの良い中古家具が並ぶ2階席。
Ryumon Coffeestandが提案するのはコーヒー豆をブレンドせず、コーヒー農園ごとに異なる豆本来の個性を楽しむ新スタイル「シングルオリジン」。高品質のコーヒー豆は三宿の
NOZY COFFEEから仕入れています。
「都心にはシングルオリジンのスペシャルティコーヒーを愉しませるお店が増えてきましたが、武蔵野市にはまだない。おこがましいけれど、このお店が吉祥寺にシングルオリジンの魅力を伝えるきっかけになればと思っています」
目下、Ryumonの登場をいちばん歓迎しているのが近隣のレストランやカフェで働く人々。いわば同業者ですが、自分たちが願っていたシングルオリジン専門のコーヒースタンドが地元の街角に誕生したことを喜んで、週に何度も足を運んでくれるそう。
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コーヒーは数百円で幸せになれる飲みもの」と小泉さん。