母乳育児・授乳/ミルク・授乳の仕方

フォローアップミルクは必要?

生後9ヶ月頃から急激な成長にともない体内の貯蔵鉄が少なくなり、2歳頃までは鉄欠乏が最も起こりやすいと言われています。それを補うために鉄分が多いフォローアップミルクは必要でしょうか。離乳食を食べていたら大丈夫なのでしょうか。

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生後9ヶ月頃から赤ちゃんは鉄分が不足しがちに

赤ちゃんとミルク

フォローアップミルクは必要?

生後9ヶ月頃の赤ちゃんは、離乳食もほぼ3回食に近くなり、ストローやコップからも飲み物を飲め、動きもハイハイからつかまり立ちになり、あんよに向けて活発になります。

急激な成長にともない体内の貯蔵鉄が少なくなるため、2歳頃までは鉄欠乏が最も起こりやすいと言われています。そのため、母乳や育児用ミルクの代わりに、早くから鉄分の少ない牛乳を与えると、「鉄欠乏性貧血」の危険性が高まります。 ミルクを飲んでいる赤ちゃんは、値段的にも安いのでフォローアップに移行する方が多いようですが、完全母乳の場合には、飲ませるタイミングを逃して、飲ませる人は少ないようです。メーカー側は3歳までの飲用をおすすめしていますが、アレルギーに注意しながら、時期を見て牛乳にも慣れさせるようにしましょう。

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和光堂のぐんぐんは一番鉄分が多いフォローアップミルク

育児用ミルクとフォローアップミルクとの違い

フォローアップミルクと育児用ミルクでは、以下のような違いがあります。

栄養成分(100g当たり)
蛋白質が多い    11.7g      14.3g
鉄分が多い      7mg       9.5mg
脂肪分が少ない    27.7g     20.0g
炭水化物が多い    55.8g    59.6g
カロリーが若干低い  518kcal   475kcal

そのほか、フォローアップミルクには、銅、亜鉛が入っていないなどが挙げられます。また、メーカーによって違いはありますが、フォローアップミルクのほうが一般的には400~500円安いです。

フォローアップミルクの成分を各種メーカーで調べてみましたが、大きな差はあまりなく、ラクトフェリンやDHA、オリゴ糖、β-カロチン MBPなどが各メーカーによって添加されています。

離乳食をしっかり食べていれば、
フォローアップミルクは積極的にあげなくても大丈夫?

厚生省の「改訂 離乳の基本」によると、「フォローアップミルクは1歳近くになり何らかの理由で離乳食の摂取が少なく蛋白質などの不足が懸念される場合や、鉄欠乏の恐れがある場合に」と必要と書かれています。病気のときや、離乳食にムラがある場合などにあげるとよいでしょう。

生後9ヶ月になったら必ずフォローアップミルクに切り替えるというものではなく、母乳が出て、お肉やレバー、野菜なども食べていて、離乳食が順調に進んでいれば積極的にあげなくてもよいでしょう。

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1歳を過ぎたら牛乳も飲ませられます

牛乳への移行も1歳過ぎで大丈夫

また、牛乳はミルクアレルギーがなければ、離乳食でも使っているかと思います。牛乳は1歳のお誕生が過ぎて胃腸が丈夫な子は飲ませていきますが、幼児用牛乳といって個別に分かれていて与えやすいものもありますし、鉄分が強化されている加工乳もあります。

粉ミルクを与えている赤ちゃんは、2~3割くらい牛乳を混ぜて与えてみて、大丈夫なようならその割合を徐々に増やして牛乳に移行しますが、哺乳瓶を使うのではなく、なるべくストロー飲みやコップ飲みなどで飲ませ、容器も変えるようにしましょう。1歳6ヶ月の頃に300~400ml前後飲めているとよいと言われています。

1歳を過ぎたら食事も大事

離乳食

1歳過ぎたら食事に重点を置こう

離乳食が進まずにフォローアップミルクを長期に渡り飲んでいると、銅欠乏(難治性貧血)、亜鉛欠乏(免疫不全、皮膚炎、味覚障害、低身長など)の危険性が出てきますので、注意が必要です。

また、フォローアップミルクや牛乳の代わりとして豆乳を飲ませる方もいますが、調整豆乳も含めて豆乳の鉄分は0.9~1.2mg/100mlと少ないので、代替商品とはなりにくいようです。

あくまでも食事が基本で、朝とおやつ、寝る前などに牛乳やフォローアップミルクをあげていきましょう。

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更新日:2015年02月05日

(公開日:2011年08月02日)

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