子育て/2~6歳の発育・発達関連情報

子育て家庭の地震・防災対策(2ページ目)

子どもを育てている家庭の地震対策について考えます。子どもが大きくなってくると、日中、子どもは保育園や幼稚園、学校に行っていて、親と違う場所で過ごしているということもあると思います。親子で、地震があったときの対策を確認しておきましょう。

高祖 常子

執筆者:高祖 常子

子育てガイド

名前や住所を言えるようにしておく

災害時、万が一子どもとはぐれたり、別な避難所に移動する場合もあります。
子どもの年齢にもよりますが、可能なら名前や住所を言えるように、教えておくといいでしょう。住所は無理なら、「○○町」だけでもいいのです。親を見つける手がかりになります。

自分で名前や住所を言えない子の場合は、お子さんの「名札」を作っておきましょう。幼稚園や保育園の名札に書き込んだり、メモを入れておきましょう。以下の項目などを記入しておくと、いざというときに役立ちます。
  1. 子どもと親の名前
  2. 住所
  3. 電話番号
  4. 子どもの血液型
     

子どもへの伝え方

日々の親の防災意識が、子どもにも伝わります。怖がらせる必要はなく、「地震があったら、こうしようね」と、日頃から冷静に伝えておくことが大切です。

また、ニュースなどで、ひっきりなしに、地震の映像が流れますが、小さな子どもは、映像を見るたびに大きな地震が起きたと、錯覚してしまうことがあり、心に負担が残ります。地震は怖いことという認識はある程度必要ではありますが、必要以上に怖がらせないこと、「ママやパパがいるから大丈夫」と安心させてあげ、心を落ち着かせてあげることも大切です。

子どもによっては、ママやパパと離れて園や学校で過ごす時間を、とても不安に思ってしまい、園や学校に行きたがらなくなる場合もあります。子どもと離れている時間のパパやママの居場所を「ママは今日、お家にいるよ」などときちんと伝え、「何かあったら迎えに行くから、大丈夫」と安心させてあげましょう。

最低限の備えをしたら、あとは、日常生活を普通に過ごさせることが大切。親子や友達とゆったりとした時間を過ごし、楽しく遊ぶことも必要です。子どもは遊びを通して、不安な心を解消したり、心のバランスを取っていきます。
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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