住みたい街 首都圏/住みたい街の見つけ方

区民農園利用、野菜作りが楽しめる街はどこ

春になると花や緑を育ててみたくなります。特に何年もやってみたいと思っているのが農業体験。同じ思いの方のために首都圏の区民農園、市民農園情報をざくっとまとめてみました。

この記事の担当ガイド

住まいと街の解説者。街選びのプロが地盤、地形、歴史から街を紹介

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土と触れ合う暮らしをするなら、
お勧めは練馬区

都市農地

都市の中にある農地には緑や自然、景観などのほか、防災拠点としても役立つ。大きな空地があれば延焼も防ぐ

私の実家がある練馬区は23区内の農地の38%を占める、農地の多い自治体です。そのため、都市農地の保全には早くから力を入れており、昭和48年度にはすでに区民農園が作られていました。その後、約15平米の区民農園の倍ほどの広さを持つ市民農園が登場、さらには練馬区オリジナルの農業体験農園も登場しています。これは従来の区民農園とは異なり、農家が自分で経営、農業指導を行うもので、都市の中での農業経営の新しいあり方として関心を集め、平成21年度には日本農業賞大賞を受賞しています。

世田谷区ふれあい農園

世田谷区、幹線道路近くに作られた体験農園。親子が一緒に植物を育てる体験ができる

現在も練馬区には東京都内の区民農園のうち、約15%(4899区画。練馬区ホームページより)があり、都内では土と触れ合える自治体ナンバーワン。ちなみに練馬区に続くのは板橋区、府中市、江戸川区、杉並区、足立区、世田谷区、小平市、葛飾区、八王子市の順になっています。



利用のためには
まめな情報収集がポイント

練馬区の区民農園

練馬区内、西武池袋線大泉学園駅近くにある区民農園。たいてい駐車場はないので注意

さて、練馬区のように農園の数が多い自治体でも、利用するのはかなり大変。希望者が多いため、利用者決定はたいてい抽選で、その倍率、練馬区で2~3倍。自治体によっては10倍近くという場合もあり、申し込んでもなかなか当たらないのです。また、情報自体も区報、市報や、期間限定で自治体ホームページで告知という例が多いので、その自治体に住み、かつこまめに情報収集をしてしないと情報自体を入手できません。応募は往復はがきという自治体も多いので、見かけたら即応募するという姿勢も大事でしょう。子どものいる家庭優遇という自治体もあります。

ナス

自分で作ったキュウリやナスをご近所に配ることで人間関係を構築していくという手もいいのでは

利用料金、利用期間は自治体次第ですが、民間のレンタル農園などに比べれば、はるかに手頃。ただし、キュウリやナスなどの夏野菜はでき始めると、大量にできますから、家庭で食べるだけでは追いつきませんので注意が必要です。以下、区民農園、市民農園を利用したいと思っている人に役立ちそうな情報を簡単にまとめましたが、前述の通り、ホームページだけでは情報不足。後は自治体などに問い合わせてください。

■農林水産省 市民農園を始めよう

■東京23区
足立区/20カ所、1700区画ほどの区民農園があり、人気はそれ以上
荒川区/あることは分かるものの、ホームページ上では探せず。問い合わせを
板橋区/自分で作り、収穫する区民農園と収穫のみをするふれあい農園、農業を体験する体験農園の3種類がある
江戸川区/区民農園、ふれあい農園の2種類がある。ふれあい農園の農作物はジャガイモと枝豆
大田区/区内に6カ所あり、2年利用で、次回募集は平成24年12月頃になる予定
葛飾区/約2年の利用で、奇数年、偶数年で募集される農園が異なる。11月頃に区報で募集告知
北区/区内にはない。区報で時折、友好都市群馬県甘楽町の貸し農地「甘楽ふるさと農園」利用の募集が行われている
江東区/区内の公園内にあり、抽選が行われる。倍率が10倍近くなる年もある
品川区/区内に農地がないため、公園の一部などを利用、2カ所に作られている
渋谷区/ホームページ上では掲載されていないが、恵比須、渋谷、参宮橋近くに小規模な区民農園がある
杉並区/2年間利用で、次回募集は平成24年11月下旬頃になる予定
世田谷区/ファミリー農園、砧クラインガルテンがあり、ファミリー農園次回募集は平成23年11月頃になる予定。後者は3年ごとの募集
中野区/親子農園、高齢者農園はあるものの、数は少ない。募集時のみ掲載されるのでホームページ内での検索も難しい
目黒区/60歳以上、または小学生以下の児童のいる世帯という限定あり。農園自体は隣接する世田谷区内にある

都下では八王子市、立川市、三鷹市、青梅市、府中市、調布市、町田市、小金井市、日野市、東村山市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、あきるの市、西東京市で設置されている

■神奈川県
横浜市/土地所有者等が開設するタイプの市民農園から、農家が経営・指導する教室方式の体験農園、児童、生徒等を対象にした環境学習農園、コミュニティ、健康づくりを目的としたいきいき健康農園、自由に好きな栽培が楽しめる市民耕作園と種類豊富
川崎市/市民農園の次回募集は平成24年12月。収穫体験などをする川崎ファーマーズクラブもある

■埼玉県
さいたま市/市民の森・見沼グリーンセンター内に市民農園がある。募集その他の詳細は市報などで確認、問い合わせを

■千葉県
千葉市/2700カ所ほどの市民農園のほか、農業体験ができるふるさと公園もある。募集その他の詳細は市報などで確認、問い合わせを

■民間のレンタル農園例/アグリス成城


更新日:2011年04月04日

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