中国最大のイベント! 春節

廟会

春節の時期は、中国中が赤、黄色、金など極彩色で染まる

毎年、中国全土がガラリと様相を変えてしまうほどの盛り上がりをみせる、中国最大のイベントといえば中国の正月、春節(チュンジエ)! ここでは中国の春節についての基礎知識とその楽しみ方を紹介します。伝統文化が好きな方&お祭り大好きなトラベラー必見のページです!

春節とは?

春節

年々派手になる春節時の飾りつけ

そもそも春節とは何なのでしょう? 春節というのは日本でいう旧暦の正月、日本では旧正月と言われています。実は、かつては日本も“年越し”といえば、旧正月のことだったのですが、明治維新後、政府が太陰暦を太陽暦に変えてから、元旦に正月を迎えるようになったのです。

しかし、アジア諸国では今でも年越しといえば春節を指し示す国が少なくありません。中国、台湾韓国、北朝鮮、ベトナム、シンガポールマレーシアインドネシア、ブルネイ、モンゴルでは、国の休日として春節を祝っているのです。

 

春節の日程 2016年は2月8日、休みは2月7日~13日の7日間

廟会

毎年の春節前約半月は、中国中が年越しに向けての準備を始める

■2016年春節休暇のスケジュール
中国春節(旧正月)「飾り付け」

春節前1カ月ぐらいから、デパートやスーパーに春節の飾り付けを販売する特設売場が登場する

2015年12月11日の公式発表によると、2016年の春節(旧暦の1月1日)は2月8日なので、春節の休みは2月7日の大晦日「除夕(「大年三十」ともいう)」から、2月13日までの7日間。2月6日(土曜日)と2月14日(日曜日)は振替出勤日となります。

2015年3月に開かれた全国人民代表大会では、社会問題になっている帰省ラッシュを緩和するため、春節の休みを現在の7日間から10~12日、もしくは15日に延長したらどうか? といった意見が出されました。近い将来、春節のロングバケーションが実現するかもしれません!

ちなみに中国の冬休みは日本より長く、小中高は春節休みを絡めて約1カ月、大学は学校によって違いますが1カ月半から2カ月の長期休みとなります。

■中国の春節の日付
前章で述べたとおり、春節は太陰暦に基づく祝日なので、太陽暦での日付は毎年違ってきます。下記は2100年までの中国の春節の日付です。中国の春節の休みは1週間。詳細日程は毎年発表されます。
  • 2011年2月3日 2012年1月23日 2013年2月10日 2014年1月31日
  • 2015年2月19日 2016年2月8日 2017年1月28日 2018年2月16日
  • 2019年2月5日 2020年1月25日 2021年2月12日 2022年2月1日
  • 2023年1月22日 2024年2月10日 2025年1月29日 2026年2月17日
  • 2027年2月6日 2028年1月26日 2029年2月13日 2030年2月3日
  • 2031年1月23日 2032年2月11日 2033年1月31日 2034年2月19日
  • 2035年2月8日 2036年1月28日 2037年2月15日 2038年2月4日
  • 2039年1月24日 2040年2月12日 2041年2月1日 2042年1月22日
  • 2043年2月10日 2044年1月30日 2045年2月17日 2046年2月6日
  • 2047年1月26日 2048年2月14日 2049年2月2日 2050年1月23日
  • 2051年2月11日 2052年2月1日 2053年2月19日 2054年2月8日
  • 2055年1月28日 2056年2月15日 2057年2月3日 2058年1月24日
  • 2059年2月12日 2060年2月2日 2061年1月21日 2062年2月9日
  • 2063年1月29日 2064年2月17日 2066年1月26日 2067年2月14日
  • 2068年2月3日 2069年1月23日 2070年2月11日 2071年1月31日
  • 2072年2月19日 2073年2月7日 2074年1月27日 2075年2月15日
  • 2076年2月5日 2077年1月24日 2078年2月12日 2079年2月2日
  • 2080年1月22日 2081年2月9日 2082年1月29日 2083年2月17日
  • 2084年2月6日 2085年1月26日 2086年2月14日 2087年2月3日
  • 2088年1月24日 2089年2月10日 2090年1月30日 2091年2月18日
  • 2092年2月7日 2093年1月27日 2094年2月15日 2095年2月5日
  • 2096年1月25日 2097年2月12日 2098年2月1日 2099年1月21日
  • 2100年2月9日

春節旅行で人気の中国国内スポット

春節「人気の観光地、海南島、三亜」

三亜。寒い日常を抜け出して南国で思いっきりリフレッシュ

春節「人気観光地、北京、故宮博物院」

北京の故宮。帰省で人口が激減する北京。渋滞もせず移動は楽々。ただし故宮など観光地は大晦日と春節当日が半日のみ開館など、不便な点も

かつて春節といえば、帰省して家族と年を越す以外の過ごし方はほぼ皆無でした。しかし現在は、春節も故郷に帰らず旅行を楽しむ人たちが増加しています。日本、韓国、シンガポールなど海外旅行ブームも白熱していますが、国内旅行も同じく人気です。2016年の春節国内旅行の10大人気スポットは……
  • 廈門(アモイ)……鼓浪嶼(コロンス)や南普陀寺など見所満載!温暖な気候も魅力
  • 北京……故宮博物院(紫禁城)に万里の長城、頤和園と、極上の世界遺産が集まる中国有数の観光地
  • 三亜……中国のハワイと言われる海南島の最南端に位置。年中半袖OKの温暖な気候だけれど、春節時期はまだまだ泳ぐには肌寒く、水遊び程度が無難
  • ハルピン……世界三大氷祭りの一つ「ハルピン氷祭り」が春節期間も開催!
  • 昆明……温暖で少数民族の文化溢れる不動の人気観光地
  • 成都……世界遺産の宝庫かつ、激辛料理がとっても美味な人気観光地
  • 長春……春節期間に、氷雪観光祭やスキー祭が開催!
  • 長白山保護区……ハルピンと同様、氷祭りが春節期間に開催!
  • 西安……兵馬俑など唐の都、長安に眠る世界遺産や、美味しい餃子が旅の魅力
  • 桂林……山水画のような美しい景観の伝統的な観光スポット
春節時期は観光地の宿泊費や移動費が高騰し、価格的な負担は増大しますが、この時期ならではのイベントがいっぱい。人気の観光地で地元の人達と一緒に春節を祝うのもとっても楽しいですよ。

中国の春節 食べ物編

水餃子

家族みんなで餃子を作って、餃子を食べる―それが北方の習わし

春節「湯圓」

湯圓。もっちりぷるるんっとした食感が美味な中華スイーツ。近年、フルーツ味なども発売されている

北京を含む中国北方の正月といえば餃子。ちなみに中国で餃子といえば水餃子のこと、焼き餃子は「鍋貼(ゴーティエ)」と言います。大晦日「除夕」から家族が集まって餃子を作ります。年越しに餃子という習慣は明の時代ごろから始まりました。餃子がとてもおいしく、その形が金子や銀子に似ていて縁起が良いからと言われています。

春節当日から5日間かけて餃子を食べる、というのが伝統的な習慣なのですが、最近物質的に豊かになった北京など都市部では、毎日餃子だけを食べ続けるようなことは減ってきています。その代わりにいつもより豪華な料理やお菓子をテーブルに並べたり、家族みんなでの外食を楽しんだりしているようです。

米を主食とする南方では、餃子の代わりに湯圓(タンユエン)をいただきます。湯圓とはトロッととろける餡子やゴマ、ピーナッツなどの具入っている白玉の団子の入ったスープなのですが、満月のように丸く、銀元(昔のお金)のように白く、また発音が団圓(トアンユエン)に近いことから、家族団欒・幸せのシンボルとされています。

その他、春節に好んで使われる食材があり、それらは日本のおせち同様、それぞれにおめでたい意味があります。その体表的なものは下記の通り。
  • 魚……魚は中国語で「余」と同じ発音。毎年余裕のある、豊かな生活になるようにという願いが込められている。
  • 肉の赤身……紅は「鴻」と同じ発音。そのことから「鴻運当頭(幸運に恵まれる)」という願いが込められている。
  • 麺……細長い形状とから、長寿の願いが込められている。
  • 鶏肉……鶏と「吉」の発音が似ていることから、「百事大吉(すべてが吉祥)」という願いが込められている。
  • 白菜……「百財」と発音が似ていることから、財を成すという願いが込められている。