男の靴・スニーカー/シューケア・手入れ

アキバに登場! デフリシュール×ワルツ(3ページ目)

かつての秋葉原デパートが全面改築されて誕生したアトレ秋葉原1。ここの2階に、かのビスポークシューシャイナー・maestro松室真一郎氏が監修するシューシャインコーナーが誕生しました。その名は「デフリシュール×ワルツ」。店舗スタイルも斬新ですが、磨き方もこれまでのシューシャイナーとはまた一味違う!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

材料と技術が融合し、五感を刺激する光沢!

磨く前と後の比較

向かって左側(右足)が伊藤さんに磨いてもらった靴です。その光沢の差は歴然、しかも革の内側から潤っているのがお解りいただけるかと思います。あまりのトロ味のある輝きに、食べたくなってしまいそうな衝動が……

ということで、その差を実感すべく、取材当日履いていた靴をスタッフの伊藤さんに磨いていただきました。指先にグッと力を入れて革に靴クリームを押し込んで行くスタイルは、正に師匠である松室氏譲りのもの。確かに使っている靴クリームは、質感もそしてあの独特の蜜のような香りも、小生も愛用しているクレム1925だけなのですが……。

上の写真をご覧いただきたい! 実はこの日履いていたのは、アッパーにやや肉厚の革を用いた光沢のやや出し難い靴だったのですが、磨いてもらった右足(画面では向かって左側)は、もう腰が抜けそうな位の光沢で、小生の下手な写真でその差を表現し切れていないのが誠に残念!靴の奥底から溶け出して生まれた、潤い豊かな「トロ味のある輝き」とでも表現したら良いのでしょう、まるでチョコレート系のスイーツを彷彿させる美味しそうな光沢が、靴全体を覆っています。一般的な靴磨きで暫し見られる、乗せた・盛り上げたような「カリッとした輝き」とは全然違います。

実際取材の帰り道に、いても立ってもいられずその系統のお菓子を買い食いしてしまったほど! この輝きはサフィールノワール クレム1925の基本性能の優秀さと、”waltz”の卓越した磨きの技術が高度に結合したものと断言できます。これが乗換駅でもある秋葉原で気軽に体験できるなんて、世の中上手く出来ているよなぁ……。開店直後と言うこともあって、今のところ利用者の大半は男性とのことですが、もちろん女性のお客さまも大歓迎とのことですよ。「スーツやシャツが汚れたらクリーニング店に持ち込むように、気軽に訪れて欲しい」と松室・伊藤両氏が仰っていただいたのですが、その感覚で活用するには、明らかに実力があり過ぎるお店です!

【店舗データ】
■デフリシュール×ワルツ
住所:東京都千代田区外神田1-17-6 アトレ秋葉原1 2F
地図:Yahoo!地図情報
TEL:03-5289-3826
(これはDéfricheurの電話番号です。口頭でwaltzコーナーを呼びだして下さい)
営:11:00~20:00 
休:日曜
HP:2011年初頭に開設予定です

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