20世紀を代表する偉大な女性インテリアデザイナー(2ページ目)

輝くインテリア“ドレーパータッチ”と称されて！

この豪華なキャビネットは、1939年にブラジル・サンパウロ“のリゾートホテル“Quitandinha Resort（キタンジーニャ・リゾート）”のためにデザインされたキャビネットです。キャビネットの左右に深く手彫りされたアカンサスの葉飾り、扉の中心に彫り込められたシェルなど直線と曲線、ブラックに限りなく近いダークブラウンと輝くゴールドの明確なコントラスト、静と動が作りだすデザインは、“ドレーパータッチ”と称されて、インテリアの世界に大きな影響を与えました。

彼女のインテリアシーンは、このようなきらめくゴージャスさだけでなく、優雅で大胆でモダンなモノクロ空間や優しい花柄を使ったフェミニンな空間まで多岐に渡ります。参考に“Quitandinha Resort（キタンジーニャ・リゾート）”ホテルのインテリアの写真が掲載されたHPアドレスを巻末に記載しますので“ドロシー・ドレーパー”の世界をご覧ください。














左の写真、Dorothy Door Chest with Mirrors（ドロシー　ミラー　チェスト）は、サァラ麻布のショールームの1階正面に飾られています。12個の小さい抽出がついているように見えますが、左右に開く2枚扉になっています。ゴールドで縁取られたミラーと小さなリングプルがドレーパーらしい繊細なデザインになっています。右のEspana Bunching Chest（エスパーナ　パンチング　チェスト）は、スペイン政府の要請でデザインされたものだそうです。3段の抽出で構成されています。


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