カーメンテナンス/便利なカー用品

ロードノイズ低減プレート、原理や使い方、効果は?

サスペンションの取り付けボルトやシートの固定ボルトに挟み込むだけで、路面からの不快な振動を減らし、乗り心地を改善するという何とも不思議なアイテム、「ロードノイズ低減プレート」を試してみた。

執筆者:宮島 小次郎

ノイズ低減の原理「特殊制振合金のプレートが、クルマの振動を吸収する」ため


 製品イメージ
ワッシャーのような金属プレートをボルトに挟み込むだけで、乗り心地が改善するという驚きのアイテムが、このロードノイズ低減プレートだ

クルマの快適性を評価する基準として、よく用いられるのが「NVH性能」です。NVHとは、それぞれ「NOISE(騒音)」「VIBRATION(振動)」「HARSHNESS(乗り心地)」を表し、走行時に乗員が不快に感じる要素の多くが、このNVHにあるといわれています。

これらは体にどのように伝わるかによって区別されてはいるものの、その要因となっているのはいずれも振動です。VIBRATION(振動)は文字通りですが、NOISE(騒音)もやはりある種の振動の結果、発生する周波数がその原因となっています。HARSHNESS(乗り心地)も、シャシー関係の設計に起因する固有振動数が大きく影響しています。

ロードノイズ低減プレート
エーモン
ロードノイズ低減プレート
価格:オープン(実勢価格3000円前後/10枚)
問:エーモン工業
つまり、クルマが発生する振動を軽減することができれば、NVH性能を高め、快適性を向上することができるというわけです。前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介するのは、そんな様々なクルマの振動を抑えることができるというエーモン工業の『ロードノイズ低減プレート』というアイテムです。

写真を見ていただければ分かるように、製品は単なるワッシャーのようなプレートです。使用方法はこのワッシャーを振動の伝わりやすいポイントにあるボルトなどにセットして、締め込むだけといたって簡単です。こんな小さなプレートを挟み込むだけで、振動が軽減できるといわれてもにわかには信じられませんが、メーカーの説明によれば、このプレートは振動を吸収する特殊な金属でできているとのことです。

製品単体
プレートは円錐状の形をしており、表面には緩み防止用の溝加工が施されている
製品に使われているのは、特殊制振合金と呼ばれる素材で、一般的なスチール製のワッシャーと比べて、約30%に振動を低減する効果があるといいます。振動を吸収する金属としてはクルマのデッドニングなどにも使われる鉛が有名ですが、調べてみると最近ではマグネシウム合金やフェライト系ステンレス合金、形状記憶合金など様々なタイプがあるようです。

これらの制振合金は、振動を金属内部で熱エネルギーに変換することで制振効果を発揮するもので、実際にパソコンのハードディスクやCDプレーヤーなどの内部のネジやワッシャーにも振動対策として用いられています。クルマでは、日産車のインジェクター部の騒音対策としても用いられています。

ロードノイズ低減プレートにどんな素材が用いられているのかは公表されていませんが、これらと同等の性能がある材質だとすれば、確かにクルマの快適性向上に効果がありそうです。後はどこにそれを用いるかが問題ですが、エーモン工業では比較的作業がしやすい、サスペンションのアッパーマウント取り付けボルトやシートをフロアに固定するボルトに使用することを推奨しています。


次のページでは、装着方法と実際の効果について紹介します
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます