カーメンテナンス/車の点検ポイント

バッテリー交換!-ターミナルから取り外し

自動車のバッテリー交換は簡単にできるものの、バッテリーターミナルの脱着には守るべき手順がある。取り外し方は「-ターミナル」からで、取り付ける時は「+ターミナル」から。これを無視すると危険です。

執筆者:鈴木 伸一

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 バッテリー交換は意外に簡単で、必要な工具もスパナ1本で事足りる・・・が、守るべき手順があるのだ。バッテリーの「-ターミナル」はボディーに接続(ボディアース)されているからだ。
 例えば、「+ターミナル」から外し始めたり、後から組み付けたとする。この際、スパナの端がボディーの金属面に接触すると、バッテリーの-端子と+端子をショートさせたのと同じことになり、その瞬間に「バチッ」と火花が飛ぶ。バッテリーの周囲には完充電時に空気孔から排気された水素ガスが溜っている可能性があり、エンジンルーム内には漏れたガソリンの気化ガスが漂っていることもあって、そんな具合に火花が飛んだりすると引火する可能性があって非常に危険!
 このため、取り外すときは「-ターミナル」から。取り付けるときは「+ターミナル」から、という手順を厳守する必要があるのだ。
●バッテリーを取り外す
1.-ターミナルから取り外す
樹脂カバーがかぶせられている端子が「+ターミナル」で、剥き出しになっている側が「-ターミナル」。バッテリーターミナルを外すときは、その剥き出しになっている「-ターミナル」から取り外す。また、固定ナットは手で回せる程度まで緩めるだけでよく、固着して外れないときは左右にこじるようにすれば引き抜くことができる。
2.端子に接触しないよう側面に押しやる
取り外した「-ターミナル」は、作業中に-端子に接触しないよう、バッテリーケースの側面の方に追いやっておく。
3.+ターミナルを取り外す
「+ターミナル」のカバーを引き抜いて取り付けナットを緩める。この際、万が一ショートしてもすぐに外せるよう、スパナの使用が原則だ。
4.ブラケットの固定ナットを緩める
ブラケットステーの固定ナットを目一杯緩めてやる。この固定ナットも取り外す必要はない。緩めさえすれば、バッテリーベース側面に引っかけられているステー先端の鉤部が外れ、バッテリーブラケットを取り外すことができるのだ。
5.バッテリーブラケットを引き抜く
ただし、そのステー先端はバッテリー周辺にはわされている配線類に引っかかりやすいので注意!ゆっくりと慎重に、引き上げていく。
6.バッテリーを取り出す
バッテリーは鉛の塊みたいなもので、とにかく重い。取り外すときはバッテリケース側面を両手でしっかり保持するか、ハンドルをしっかり持ち、落とさないよう注意しながらゆっくり引き上げ、車外に取り出す。
7.受け皿を外して水洗いする
バッテリーの下に敷かれている「受け皿」は漏れたバッテリー液で汚れている可能性があるため、取り出して水洗いしておく。また、「受け皿」と接していた部分も漏れた液が付着するとサビの温床となりやすいので注意!もしもサビていたら防錆処理をしておきたい。

更新日:2005年06月29日

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