日本人にとって重要な空間ということもあり、浴室を大切にしたリフォーム事例が多く見受けられます。心身ともにヘトヘトになりがちの現代人だからこそ、ただ湯船につかるという目的だけに留まらず、快適性を高め、一日の疲れをリセットしたいという願いが強いのでしょう。
以前の住宅では浴室というと寒々しいイメージがありました。暖房でしっかり暖めていたはずの体が、寒い脱衣室や浴室で凍えてしまうため、「ヒートショック(急激な温度変化)」で体調に異変をきたすという事故につながっています。
そこで今回は、温かい浴室にこだわったリフォームの費用についてご紹介します。
あったか浴室の基本アイテム「浴室暖房」は12万円~
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| 浴室暖房換気扇は、浴室を物干しスペースとしても有効活用できるので大変人気です。(画像提供:TOTO株式会社) |
バスルームを温めるのに非常に有効なのは、なんといっても「浴室暖房乾燥機」です。入浴前に温まるようセットしておけば、ヒートショックを防げます。また入浴後の浴室を乾燥させておくことで湿気を防ぎ、住まいの結露防止にも役立ちます。つまり、人と住まいの健康に貢献してくれる訳です。
物干しバーを浴室に取り付ければ、室外に洗濯物を干しにくい梅雨や花粉症のシーズンでも、思いっきりお洗濯ができますので大変便利です。
取り付け工事は、今ある換気扇の開口部を利用するので比較的簡単です。電気式の浴室暖房換気扇の場合、200V(ボルト)電源工事が必要になります。
また洗面脱衣室も暖房する「2室暖房タイプ」もありますから、脱衣所の寒さが気になる方は検討してみると良いでしょう。
【浴室暖房乾燥機(電気式)を取り付ける場合のリフォーム費用】
浴室のみ 12万~20万程度
浴室+洗面脱衣室 18万~25万円程度
給湯器は消耗品。交換は20万円~
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| 目立たないところで頑張っている給湯器。給湯能力についても知っておきましょう。(画像提供:株式会社ノーリツ) |
やっぱりお風呂ではお湯をタップリと使いたいものです。しかし台所や洗面所でお湯を使うと、お湯の出が悪くなったり、急にシャワーが冷たくなったりと、不便を感じている方も多いはずです。
実はガスふろ給湯器には「号数」と呼ばれる能力差があり、たとえば16号の給湯器の場合、水温+25℃のお湯を1分間に16リットル作ることができる、という意味です。お湯を2箇所で同時に使う場合は20号以上、3箇所なら24号以上であれば問題ないとされています。
メーカーや仕様にもよりますが、給湯器の寿命は5~10年と言われます。お湯が出にくくなったり、頻繁にお湯が水になってしまうなど、故障が多発する前に交換リフォームも検討しましょう。そしてその際には余裕をもった給湯器を選ぶようにしましょう。
【ガスふろ給湯器を交換する場合のリフォーム費用】
20号の場合 20万~30万円
24号の場合 24万~35万円
次のページでは、浴室全体をユニットバスでリフォームする場合についてご紹介します。