二者択一的思考が特徴的な境界性人格障害
二者択一的思考が目立ちやすく、心の不安定さが特徴的な心の病気として、境界性人格障害があります。境界性人格障害の「境界」とは、その症状が心の病気の大きなカテゴリーである、気分障害、神経症の症状や思考障害を含んでいて、こうした心の病気の「境界」と言う事を意味していますが、境界性人格障害にうつ病など他の心の病気を合併する事も少なくありません。境界性人格障害では小児期にトラウマの経験が多い事も知られています。若い女性に多く、人口の約2%程度ですが、日常生活にさほど問題がない、「境界性人格」に親和的な気質の人はかなりいらっしゃるのではないでしょうか。以下に、「境界性人格」的な特徴をまとめてみます。
- 二者択一的思考を取りやすい
- 自分に対するイメージが混乱している
- 簡単に友人と絶交してしまう
- 衝動的になりやすい
- うまくいった時は気分が高揚しやすいが、失敗した時、落胆が大きい
- 冴えない気持ちの時が多い
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