リフォーム費用/リフォーム予算・相場とその読み方

マイホームにリフォーム予算はいくら必要?(3ページ目)

マイホームを長く持ち続けるためには、適度なリフォームが必要です。家を購入する前から資金計画の中にしっかりと計算に入れておきたいものです。今回は家を購入する前、建て替える前にしっておきたいリフォーム予算についてご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

30~40年目以降も正しいリフォームでまだまだ現役

リフォーム
適切なリフォーム計画には、家族全員が仲良く、そして長く暮らすためのヒントが詰まっています。
ほとんどの住宅ではリフォームやメンテナンスを怠ったために、築20~25年程度で取り壊される住宅もかなり多く見受けられますが、木造在来住宅であっても、適切なケアによって40~50年、あるいはそれ以上持たせることは十分可能なのです。

ライフスタイルの変化をきっかけとするリフォームに合わせて、定期的なメンテナンス、および構造部の劣化を補修するリフォームを組み合わせることで、住まいは十分長持ちするのです。

築40年ともなってくると、家計主も仕事を引退し、第二の生活が待っているでしょう。家の中で過ごす時間も増えてくるので、自分の趣味や興味に合わせた、こだわり空間を作るといったリフォームの予算も計画しておきましょう。

【30~40年目のリフォーム概算予算】  275万~800万円以上
・点検および補修  5万~40万円
・防蟻処理  15万~30万円×2回(35年後、40年後)
・塗装(屋根、外壁)および防水処理  100万~150万円
(屋根材、外壁材の状況によっては葺き替え、取り替えで200万~500万円程度かかる場合もあり)
・ライフスタイルに合わせたリフォーム  20万~200万円
・給湯器(給湯配管含む)の交換  20万~50万円
・水回り設備の交換  100万~300万円
※標準的な戸建て住宅(床面積60~100m²)を想定。

新居取得時からリフォーム計画はスタートする

住宅ローンを利用する人の多くは、支払い期間を35年とすることが多いように、本来住宅は35年以上持たすことを前提としています。しかし支払い計画がギリギリであったため、リフォームにまわすことが出来ず、新たな住まいを求め、住宅ローンを組み直す例も少なくありません。

今回ご紹介した予算金額はあくまで目安です。しっかりとしたメンテナンスを実施されていれば、リフォームのタイミングを若干遅らせることもできるでしょうし、費用も抑えることができるでしょう。しかし、いずれにしても住まいを維持するため、グレードアップさせるための貯金は、新居を取得した時から始まっているのだ、ということを肝に銘じて、愛着ある快適な我が家を大切にしていきましょう。

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