感染症/溶連菌感染症(急性咽頭炎・リウマチ熱)

溶連菌感染症の検査法・予防法・治療法

溶連菌による感染症は、咽頭炎・扁桃炎・猩紅熱(しょうこうねつ)・急性糸球体腎炎・リウマチ熱・飛び火・劇症型溶連菌感染症などがあります。リウマチ熱は後遺症が残す事があります。劇症型溶連菌感染症は死亡率が高い病気です。

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溶連菌感染症の検査法

その名の通り、連鎖した形をしている溶連菌。子供の咽頭炎だけでなくさまざまな病気を引き起こします。

その名の通り、連鎖した形をしている溶連菌。子供の咽頭炎だけでなく、さまざまな病気を引き起こします

細菌感染なので検体を培養し、溶連菌がいることを確認する必要があります。検体採取は喉の咽頭粘液を綿棒でぬぐって一瞬で済みます。一部の医療機関ではインフルエンザの迅速診断キットと同様、迅速診断キットを用いています。検査結果が出るまでは30分以内です。迅速診断キットで陽性が出た場合、溶連菌感染が病気に関係していると判断されます。


溶連菌感染症の予防法

溶連菌は飛沫感染なので、インフルエンザと同様、マスクなどで予防可能と考える人が多いかもしれません。ところが溶連菌は事情が違うのです。残念ながら溶連菌感染には効果的な予防方法はありません。

血液検査をして溶連菌に関する抗体を調べると、ほとんどの成人が溶連菌に対抗する抗体を持っているとわかります。抗体を持っているということは、ワクチン接種を含め、何らかの形で過去に感染していて免疫力があるということ。他の多くの感染症の場合、免疫力があるということは、自身にも発病せず、他人にも伝染させないことを意味します。ところが溶連菌の場合は、健康な状態の保菌者がかなりいて他人に感染力を持っていることがわかっています。喉に溶連菌をもっていても無症状なので本人も自覚症状がなく、誰が保菌者が判りません。

喉が腫れやすく咽頭炎から発熱しやすい人や、何回も扁桃炎を起こす人は保菌者の可能性があります。本人ではなく家族が咽頭炎や扁桃炎を繰り返す場合も保菌者である可能性があります。保菌者に対して積極的に除菌すべきかどうかは意見が分かれています。



溶連菌感染症の治療法

現在、培養検査を省いたり、培養検査の結果を待たずに咽頭炎の治療を開始しています。溶連菌の感染には経口で投与できる抗生物質が有効です。診断可能で外来でも治療可能な溶連菌感染症がなぜ問題となるのでしょうか?溶連菌感染症は解熱してから別の病気を起こす事があるからです。そのために溶連菌感染症では解熱してからも、しばらくは抗生物質の服用が推奨されています。


更新日:2010年04月26日

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