骨・筋肉・関節の病気/関節痛・膝痛・膝の痛み

膝の痛みや違和感の原因…あなたの痛みはどこから?

年齢に関わらず、ふとした時に起きる膝の痛みや違和感。どんな時にどのような症状として起きるのか、膝痛と膝の違和感の原因について解説します。

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ほとんどの人が人生で一度は経験する膝の痛みや違和感。膝の違和感の症状と感じ方は人それぞれですが、何らかの症状を感じたら早めの対処が一番! 膝の痛みや違和感の原因を知って予防にも役立てましょう。

膝痛、膝の違和感の原因

赤の筋肉・腱の硬さにより黄の関節軟骨が悪影響を受けることがあります

赤の筋肉・腱の硬さにより黄の関節軟骨が悪影響を受けることがあります

膝の痛みや違和感の原因はさまざま。長期間膝を酷使してきた人はもちろん、姿勢に癖がある人は体重のかかる部位が偏り、膝に余計な負担をかけてしまうことがあります。

長期間の負荷で起きやすいのが右図のように関節軟骨の磨耗が激しく、痛みを生じるケース。

病気や生活習慣の中に潜む、膝痛、違和感の原因は以下の通りです。  

 
赤色部分が関節軟骨がすり減り、間が狭くなりがちな箇所

赤色部分が関節軟骨がすり減り、間が狭くなりがちな箇所

変形性膝関節症などの病気

変形性膝関節症は、膝への衝撃を吸収するクッション材である関節軟骨がすり減って傷んでしまい、日常生活でも膝に痛みを感じるようになる病気。

よくある膝の病気の一つで、慢性関節リウマチなどの病気を除くと、多くの膝の痛みの原因となっています。軟骨の代謝異常など体質の問題があると発症しやすいとも。40代以降の女性に目立ちますが、スポーツで膝に負荷をかけてきた人にも見られ、年齢を問わず発症します。

膝の関節は、太もも部分にある骨(大腿骨)と膝下部分の骨(脛骨)が繋がるように位置しますが、膝への衝撃吸収力の低下が続き悪化すると、関節の変形へもつながり、膝を支える筋肉の働きもさらに低下していく恐れがあります。


スポーツなどによる膝の酷使

膝の痛みを予防するためには、下半身の筋力強化が重要。スポーツをしていると筋肉も発達していきますが、過度に体を動かし続けると膝痛のリスクが高まることもあります。

競技で特定の筋肉にばかり負荷がかかり、その疲労が解消されずに再び運動を始めると、膝を支える筋肉や靭帯への負荷が増し、関節軟骨の磨耗を早めることに。(効果的な運動トラブルの予防法は、「ウオーキング&ランニングでの膝トラブル予防法」をご覧下さい。)


イベント的なジョギング、自転車、山登り

長期間に渡る趣味ではなく、ジョギング初心者や、久しぶりの山登りをした場合などは、少ない運動回数でも膝に痛みが起きるケースがあります。日頃のトレーニングがない状態で無理な負荷をかけると、太ももやふくらはぎの筋肉が一時的に硬くなり、膝を支える複数の筋肉の機能バランスが崩れて痛みを起こすことがあります。


O脚・X脚の影響

O脚では赤い部分に負荷がかかりやすくなります

O脚では赤い部分に負荷がかかりやすくなります

腰や骨盤、股関節周りの筋肉バランスが悪く、後天的にO脚やX脚になってしまった場合、O脚では膝の内側へ、X脚では膝の外側へ負荷がかかりやすくなり、膝痛へ発展することがあります。

 
X脚では赤色の部分に負荷がかかりやすいです

X脚では赤色の部分に負荷がかかりやすいです

先述した「変形性膝関節症」になってしまうと膝の変形が進み、O脚・X脚が目立ってくることも。ひどい場合は、膝が伸びにくくなるなどの支障も出てくるリスクもあります。
この場合は関節軟骨のすり減りも進んでいるため、骨と骨の間はさらに狭くなっていきます。

 

合わない靴の使用

サイズの合わない靴や、痛いハイヒールを履き続けていると、足指の関節に徐々に負荷がかかり、外反母趾や土踏まずのアーチが下がる偏平足になることも。

足の痛みをかばいながら歩いたり、体重のかかる部位が変化したりするため、太ももやふくらはぎの筋肉が疲労し、膝への負荷が強まる恐れがあります。


足元が不安定な土地

砂利道など足元の不安定な状態の場所を歩いていると、不意に足を滑らせて転びそうになることがあると思います。この時に、膝の関節へ捻るような方向の負荷がかかると、膝を痛めてしまうことがあります。

スポーツのトレーニングメニューや競技の中で、横に動いたり急に立ち止まったりするような動作でも、捻りの負荷がかかり痛めることがあります。また、あぐら姿勢や横座りをする時も要注意です。


肥満・体重増加

減量で膝の痛みが軽減するケースも少なくありません

減量で膝の痛みが軽減するケースも少なくありません

「減量したら膝の痛みも改善された」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、肥満や急激な体重増加は、膝の痛みを引起すリスクが高くなります。

歩くだけでも、自分の体重の約3倍の重みが膝へかかるのですが、もし10キログラム体重が増えてしまった場合、膝への荷重は約30キログラム増加とうことになってしまいます。肥満により運動が億劫になると、膝を支える筋力も衰え、膝にとっても良くない状態が続くことになりかねません。

ダイエットを考えたい方は、「肥満解消・メタボ対策の生活習慣」「メタボ予防・ダイエット目的のトレーニング」などで紹介されている方法を参考にされるとよいでしょう。

 

太ももの筋肉の衰え

膝の曲げ伸ばしをスムーズに行い、あらゆる活動において膝への負荷を和らげるためには、太ももの前・後面にある複数の筋肉の働きが重要になります。

運動不足により筋力不足になったり、日頃の癖や姿勢、疲労などの影響で太ももの筋肉の働きが低下したりと、太もも筋肉がベストな状態を維持できなくなる要素は、日常生活習慣の中にも沢山あります。


過去の怪我の影響

過去の怪我が膝痛を起す一要因になることも

過去の怪我が膝痛を起す一要因になることも

過去にスポーツによる怪我や交通事故などで膝の靭帯を損傷したり、膝付近の骨折で関節軟骨が傷ついてしまった場合は、後々に変形性膝関節症になったり、膝の不調を訴えやすくなったりします。

怪我自体は治っていても、関節軟骨の修復は不十分で本来の機能まで回復しない場合もあり、膝関節が不安定になる要素が残るかもしれません。


膝の痛みを和らげる方法は、「膝痛対策の体操・ストレッチ」「膝痛の治療法と便利なグッズ・アイテム」をご覧下さい。

より本格的なリハビリを必要とする方は、「膝の痛みを和らげるリハビリテーション」で膝の痛みを和らげる大腿四頭筋の強化法を紹介しています。併せてご参考になさってください。

更新日:2010年03月16日

(公開日:2010年03月03日)

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