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新発想! 冬はあったか夏は涼しい敷き布団

寒い時期に冷たい布団に入ったら、眠気も吹き飛んでしまいます。冷え性で暑がりな人のために、布団会社が特別な敷布団を作ってくれました。こんなのが欲しかった、と思えるお勧め快眠アイテムを、ご紹介します。

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

布団が冷たくてなかかな寝つけなかった、という経験がある人も多いと思います。今回は、寝床内環境を整えること大切さを知っていただき、それを手軽に実現してくれるアイテムをご紹介します。

【目次】
■ 布団を干していますか? ⇒ P.1
快眠のために最適な寝床内気候 ⇒ P.1
送風・乾燥機能付き敷き布団「空調ふとんホッター」 ⇒ P.2


布団を干していますか?

家族の眠り
家族の健康のためにも、布団干しは欠かせません
アレルギーや気管支喘息の主な原因は、ダニの死骸やフン。ダニがもっとも好む環境は、気温25℃、湿度75%です。この条件にピッタリの梅雨に、ダニは盛んに卵を産んで繁殖します。

でも、要注意なのはむしろ秋です。梅雨から夏に生まれたダニが育って、成虫の数がピークとなる時期が秋だからです。つまり今の季節の布団には、ダニがたくさんいる可能性がある、ということです。

ダニ退治に一番効果があるのが、布団を干すことです。日光に含まれる紫外線は、ダニを殺します。また、乾燥することで、ダニの増殖も防げます。

布団を干した後は、パンパンと布団を叩きたくなりますが、止めておきましょう。アレルギーや気管支喘息の原因となるダニの死骸やフンが、布団の表面に出てきてしまい、逆効果だからです。

布団を30分ほど日光に当てたら、表面のホコリをサッととる程度にしておきます。さらに、月に2~3回は干した後、布団の表面に掃除機をかけます。これで、体に入るダニの死骸やフンの量をかなり減らすことができます。


快眠のための最適な寝床気候

南国リゾート
自宅にいても、眠るときには南の島のリゾート気候で過ごしましょう
理想的な寝室の環境は、室温が18~22℃、湿度は50~70%くらいです。しかし、外気温との差が大きいと、体にかかる負担が大きくなってしまいます。また、省エネの観点も含めて考えると、夏は25~28℃、冬は12~15℃に保ちたいものです。

とはいえ、寝室の環境よりもっと大切なのが、寝床の中の温度や湿度です。理想とされる寝床内気候は、温度が32~34℃、湿度が45~55%。これを実現するためにはまず、季節に合わせた寝具の使い方が大事です。

これからの寒い冬は、暖房器具で寝室全体を暖めても、布団の中はなかなか温まりません。電気毛布を使っているなら、早めにスイッチを入れておきましょう。湯たんぽや、お湯を入れたペットボトルを使って、快眠している人もいます。

私は学生時代、冷え切った寝床の中で、布団乾燥機を抱いて寝ることがありました。急速に暖かくなるので幸せでしたが、音の大きさに閉口したものです。当時は、「どこかの企業が、音が静かな製品を作ってくれないかなあ」と、思っていたものです。

そして今年、自分の想いに近いアイテムを、やっと見つけました。

それが、次のページでご紹介する、送風・乾燥機能付き敷き布団「空調ふとんホッター」です。

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