販促についてのコンサルティング活動のなかでも、相談が多いのがネットショップについてです。「ネットショップを作ってみたが、まったく商品が売れない」「どうやったら売れるネットショップができるのか教えてほしい」など、多くの方が同様の悩みを抱えています。
今回は、ネットショップを作るうえで知っておきたい基本的な知識や大切なポイントをご紹介します。
ネットショップの作り方は2種類
有名な商品を安く販売できる場合は、ショッピングモールに出店するのがオススメです
ネットショップの作り方は、大きく分けて2種類あります。それぞれに長所と短所があるので、状況や目的に合わせて使い分けましょう。
1.「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などのショッピングモールに出店する
【長所】
- 用意されたテンプレートを利用すれば、短期間でショップをオープンできる
- ショッピングモール自体に多くの利用者がいるため、有名な商品を安く販売できる場合には宣伝広告費をあまりかけなくても多くの閲覧者が集められる
【短所】
- 商品のこだわりポイントや製造過程など、商品詳細ページ以外のコンテンツが作りにくい
- 同様の商品を販売しているショップがショッピングモール内にあることが多く、価格競争に陥りやすい
- 「同じキーワードについては、同一ドメインで2ページまでしか上位表示されない」というルールがあるため、検索エンジンで表示されにくい
- 自前のネットショップと比べると、月々のランニングコストが高い
2.独立型のネットショップを作る
【長所】
- 商品のこだわりポイントや製造過程などを自由に作り込めるので、閲覧者に詳しい商品情報の提供が可能
- 適切な検索エンジン対策を行えば、検索エンジンで上位表示される可能性がある
- ショッピングモールと比べると、月々のランニングコストが安い
【短所】
- ショッピングモールを利用する場合と比べ、オープンまでに時間がかかることが多い
- ショップを作っただけでは閲覧者が集まらないので、ある程度の宣伝広告費をかける必要がある
一般的に、ショッピングモールに出店するほうが「ハイリスク・ハイリターン」の傾向があります。私がコンサルティングさせていただく場合、スタート時点では独立型のネットショップを作成し、ある程度の売上が上がるようになったら、その支店としてショッピングモールに出店することをオススメしています。