エクセル(Excel)の使い方/印刷・図形・共有機能など

エクセルでハガキの宛名印刷(住所リスト作成)(2ページ目)

Excelを使用したハガキの宛名印刷テクニックを紹介しています。後編となるこの記事では、VLOOKUP関数やVBAを駆使して、宛名印刷プログラムを完成させます!

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド


作成するVLOOKUP関数のポイント

続いて、ワークシート「印刷画面」上で、データを表示したいセルにVLOOKUP関数を入力していきます。ポイントは、設定したセル範囲名を使用して、住所リストのセル範囲を指定する点です。この方法だと、別ワークシート上のセル範囲を簡単に指定できます。
※上図のVLOOKUP関数は未完成です。続く解説を読んでから入力してください。


Noが未入力の場合に備えて

Noが未入力の場合、Noが検索できないので「#N/A」エラーが発生します。このエラーに備えて、IF関数による制御を施しておきます。


データがない場合に備えて

また、住所2や氏名2~氏名3のデータは空白の場合がありますね。この場合、VLOOKUP関数は「0」を返します(Noは検索できているので、エラーは発生しません)。


もちろん、「0」は表示したくないので、数式を次のように入力します。
※上図では、数式を改行して表示していますが、実際は改行しないで入力します。


VLOOKUP関数を入力しよう

最終的に、各セルに入力するVLOOKUP関数は次のようになります。
※セルI4~I9では、入力する数式を改行して表示していますが、実際は改行しないで入力します。


Noを入力してみよう

これで、セルY1にNoを入力すると、該当する住所データが印刷画面に表示されます。印刷を実行すれば、1件分の宛名面を印刷することができます。


ここまで作成した時点で、1件ずつ住所Noを指定してハガキの表面を印刷することができます。しかし、数十件の住所を印刷するには少々面倒ですね。連続印刷を実行するには、一連の操作を自動実行するVBAプログラムを作成する必要があります。

>最後に、連続印刷を可能にするVBAプログラムを紹介します!
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