エクセル(Excel)の使い方/印刷・図形・共有機能など

エクセルで見積書の作成(計算式の追加)(4ページ目)

御見積書をサンプルとして、エクセルで実践的な数式を作成する方法をわかりやすく解説します。ただ計算式を入力するだけでなく、見栄えも考慮した必須テクニックもあわせてご紹介!

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

IF関数を活用しよう!

気になる点。それは、未入力の行の金額欄に「0」が表示されていることです。



未入力のセルは「0」の値が入力されていると判断されるため、税抜単価「0」円に数量「0」個を掛けた、金額「0」円が表示されているのです。やはり、未入力の行の金額欄には何も表示したくないですよね。そこで、IF関数の登場です!

IF関数を利用して、「税抜単価」が入力されていない場合は「金額」に空白を、入力されている場合は「金額」に計算結果を表示する、といった計算式にします。



各見積明細の金額欄、小計、消費税等、合計に入力した計算式を、全て、このIF関数を使った形に修正しましょう(見積明細の金額欄は、オートフィルを活用すると手間がかかりません)。各見積明細以外の項目については、1行目の見積明細が未入力の場合は空白にすることにします。従って「セルF15が空白かどうか」が条件となります。
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はい!これで、計算機能を追加した御見積書の完成です!!
「数量」と「税抜単価」を入力すると、自動的に計算されますね。そして、「税抜単価」が入力されていない行には「金額」が表示されません。



ところで、セルF4の「日付」欄にTODAY関数を使用して「=TODAY()」と入力すれば、今日の日付が自動入力できて、とても便利・・・なのですが、私はオススメできません。



理由は、御見積書を開くたびに、御見積書の日付が変わってしまうからです。つまり、「2006/2/20」の日付で作成した御見積書を3日後に印刷すると、自動的に「2006/2/23」の日付の御見積書になってしまいます。印刷するたびに日付が変わってしまうのは問題ですね……。

開くたびに、見積条件を変えて再見積を出力するのであれば話は別ですが、やはり、日付はキチンと手入力した方が間違いないでしょう。
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