エクセル(Excel)の使い方/関数・数式

VLOOKUP関数を使う組み合わせテクニック(4ページ目)

エクセルの便利なVLOOKUP関数機能。VLOOKUPの使える定番組み合わせテクニック。IF関数の組み合わせから、複数の表を切り替えてデータを取り出すなど、実用的な使い方を紹介します。さらにINDIRECT関数との組み合わせを解説。MATCH関数とINDEX関数の組み合わせ技にも応用できます。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

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試しに「種別」で「夜間」を指定し、「No」に「2」と入力してみました。ご覧の通り、夜間コースの表から、コース名「Excel応用」の料金「45,000」が取り出されました。
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ポイントはセル範囲名

今回の組み合わせ術のポイントは、何といっても、セルに設定したセル範囲名です。データ範囲にセル範囲名を設定し(【ポイント1】)、その範囲名を使用して表を指定し(【ポイント2】)、VLOOKUP関数で使用できるように、INDIRECT関数で変換(【ポイント3】)したわけです。このポイントを押させておけば、取り出し元の表がいくつあっても問題なく作成できます。
ポイントはセル範囲名

ポイントはセル範囲名

 
 
 

早見表からの表引きでも使用できるINDIRECT関数

なお、このテクニックは「早見表からデータを取り出そう」で紹介した、MATCH関数とINDEX関数の組み合わせ技にも応用できます。

たとえば、下図の「レンタカー料金表」の場合、MATCH関数とINDEX関数の組み合わせ技で「車種」と「時間」から「料金」を取り出しますが、さらに、「普通車」「小型車」になどの「クラス」によって、別表になっています。
 


VLOOKUP関数で取り出し元の表を切り替えたように、早見表のセル範囲にセル範囲名を設定し、INDEX関数の第1引数「範囲」でINDIRECT関数を使用して、早見表を切り替えます。こちらについても、ぜひ挑戦してみてください。
 
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