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アジア各国就職事情

日本国内の求人に比べ年齢制限の緩い海外の求人。成長著しいアジア圏では日本で転職する以上に語学力と経験を活かせるフィールドは広いのかもしれません。アジアの就職事情、求められる日本人像を探ってみました。

執筆者:柏木 梨花


成長するアジアでキャリアアップ(写真提供:esupply

アジアの求人を見ていると、日本国内の求人に比べ、年齢制限が緩いことに気がつきます。
ビザの問題や生活習慣の違いなど、当然クリアするべき事柄もあるのですが、もしかしたら日本で転職する以上に語学力と経験を活かせるフィールドは広いのかもしれません。

前々回の記事で、海外求人見極め3つのポイントを伺った、株式会社ジェイエイシージャパンの小林篤さんに、アジア各国の就職事情についてお聞きしました。


国別 求人が多い業界・職種

日系企業がどんな分野で進出しているか、や日本人観光客が多いか、といった国の事情によって求人の多い業界・職種が決まってくるようです。
国別に見てみると-

シンガポール
業種:日系・外資系製造業、日系・外資系金融、商社、物流、サービス業、ITなど。
職種:金融フロント・バック、 IT/電子/電気/金型などの技術者の他、営業、営業事務、コールセンターや旅行会社、ホテルでのカスタマーサービス、編集、翻訳など。

マレーシア
業種:日系製造業、専門商社、物流など。
職種:電気/電子/機械の技術者、工場管理、営業、ヘルプデスクなど。事務職なら、駐在員と現地スタッフ間の通訳・翻訳を含む秘書や補佐業務などが多い。

タイ
業種:製造業、機械・素材商社、IT、サービス業など。
職種:営業、技術者、工場管理、秘書など。駐在員のサポート的なポジションが多いが、最近は駐在員を削減する傾向から、責任があり高待遇の案件も増えてきている。

インドネシア
業種:製造業や日系企業向けの物流、商社、金融、ホテル、レストランなど。
職種:製造業での技術者や管理者が最も多い。最近は業種に関わらず営業職が増えている。駐在員と現地スタッフのコミュニケーションの橋渡し役、通訳・翻訳を含む秘書なども多い。

中国
業種:日系製造業、商社、サービス業、IT関連の他、日系企業を営業対象とした外資系企業やローカル企業での求人も増えている。
職種:営業、カスタマーサービス、秘書、技術者、製造管理など多岐に渡る。特にIT/機械./電子/化学分野での技術者は常に求められている状況。

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