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夢の生活(7) サンフランシスコ編 エッジな街サンフランシスコ(2ページ目)

サンフランシスコは、歩いて楽しめる数少ないアメリカの都市です。そして、シリコンバレーに近いハイテクなテンポと、NPOの活動がさかんなカルチャーをあわせもつ深みのある街。こんなサンフランシスコで働くには?

執筆者:須子 はるか

サンフランシスコとNPO

サンフランシスコは、『NPO(非営利活動)のフロンティア』と呼んで差し支えないほどに様々な活動がさかんに行われている土地です。

分野も、教育から地域開発からエイズ患者の支援、アートや音楽に関するNPOまで、ありとあらゆる団体が活躍しています。

日本からの視察団も多くおとずれ、『サンフランシスコ発・社会変革NPO』という本がかかれたりしています。

また、特徴的なのは、それぞれの団体が、資金面において非常に自立していること。財団や企業、個人から資金を効率よく集めたり、また独自で収益事業の柱を作っている場合が多いです。

社会の課題を事業的なアプローチで解決する『社会起業家』の存在も多くみられ、NPOで活躍したい人には勉強の場所としても適しているのではないかと思います。各団体は、無償のインターンやボランティアであれば比較的受け入れに柔軟ですので、「これだ!」という団体に直接メールなどで連絡をとってみることをおすすめします。



シリコンバレーで起業

サンフランシスコとNPO
「雇われる」という選択肢のほかに、自分で雇用を創出する、ということも選択肢に入れやすいのがサンフランシスコ。特にシリコンバレーでは、いつでも起業のチャンスがあるし、それを支えてくれる制度や人間もたくさん集まっています。

ビジネスプランを片手にシリコンバレーに挑戦する人に、是非読んでいただきたいのが、大橋禅太郎氏の書いた『ガズーバ!~奈落と絶頂のシリコンバレー創業記~』シリコンバレーでの創業にまつわるさまざまなエピソードが非常によく書かれています。

自分でチャンスを切り拓きたい人に、サンフランシスコという土地は向いていますね。



サンフランシスコの生活費

いろいろな意味で非常に魅力的なサンフランシスコですが、唯一明確な難点があるとすると、それは「生活費」の問題です。

まず、家賃が高い!ニューヨークに次いで高いのではないかと思われます。街が比較的小さいために、その中に住もうとすると狭いわりに家賃が割高になってしまうのです。

また、物価も決して安いとは言えません。

サンフランシスコに住むつもりであれば、収入源ができるまでの間持ちこたえるための貯金ともしものときのための余分な資金が必要でしょう。



ハイテク、カルチャー、NPO、とさまざまな側面で先端をいく都市サンフランシスコ。エッジのきいた刺激的な日々を送りたい方におすすめです。

【関連リンク集】
サンフランシスコ観光局
『社会起業家たちの挑戦』
『ガズーバ!~奈落と絶頂のシリコンバレー創業記~』
サンフランシスコに旅する from All About[アメリカ]
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