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更新日:2005年05月30日

形式は自由、だからこそ難しい 職務経歴書の書き方-事務系編

総務、人事、経理など事務スタッフは、実績を数字などでアピールすることが難しく、職務経歴書のまとめ方にもより工夫が求められてきます。

希望職種に関連した業務を中心にアピール

技術者編の中で、基本として触れましたが、いろんな職務を経験している人は、自分が持っているキャリアのうち、希望する職種に適合した経験をとくに強調してアピールする必要があります。

たとえば、総務部が総務、人事、庶務、経理などスタッフ部門に関わる一切を担っている会社で総務部に配属されていたとして、経歴を単に「総務部に配属」としただけでは、一般的な総務事務と誤って受け止められることになりかねません。

希望職種が総務であればそれでもいいのですが、人事スタッフを希望するという場合、まず冒頭で「希望職種=人事」などとして目立たせるとともに、職務経験でも人事関係を中心にし、それ以外の総務、経理などの経験についてはあっさりと触れることで焦点がボケないようにするなどの工夫が必要です。

また、人事の仕事は給与、厚生、教育、人事・組織の4つの業務に分類されますが、さらに、給与には勤怠状況のチェックや給与計算、ボーナスの査定などの業務があり、厚生には健康保険や厚生年金保険、失業保険、労災、財形貯蓄など社員の福利全般に関わる業務、人事・組織では異動と採用といった業務があるといった具合ですから、これら多様な業務にどういう立場でどの程度まで関わったのかを具体的に示していくことが重要です。


経験の多彩さに加えてスキルをアピール

スタッフ職では、担当業務にどのレベルで携わってきたのかを理解してもらえるような工夫も必要です。

たとえば経理事務における売上管理の部分では、得意先別に掛売の金額と売掛金の入金額を記録する元帳の管理が中心となりますが、ただ日常の記録をとるだけでなく、売掛金の入金状況から得意先の資金繰り状況を察し、営業部門などに注意を喚起することも、経理として重要な業務です。

集計・計算だけをまかされていたのと、元帳を管理し、それに基づく分析・指標づくりまでを担当していたのとではキャリアの内容は大きく異なるわけですから、単に「帳簿管理」などといった表現ににとどめず、具体的な業務内容まで記述して、実力をアピールしておくべきです。

業務が整理できないときは具体的作業での役割を示す

職種によっては、定形の業務があいまいで、具体的に業務内容を説明しづらいものもあったりします。たとえば、広報宣伝、経営企画、販売促進、調査などの仕事では、企画立案からその実行まで、そのときどきのイベントやキャンペーンごとに動き方や役回りが違ってきたりします。

そのため、人事や経理など他のスタッフ職以上に経験内容を整理することは難しいといえますが、こうした経験を持つ人は、ソフトウエア技術者や設計技術者などと同様に、具体的に携わったイベントなどを整理し、その中で果たした役割をアピールする方法をとるといいでしょう。まとめ方としても、一覧表形式にするのがよさそうです。
 
なお、職務経歴書の現物については、「おすすめINDEX」の中の履歴書や職務経歴書の書き方のリンク先などを参考にしてください。

(執筆者:高野 秀敏)

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小松 俊明

ヘッドハンターとして、グローバル企業の管理職採用に携わる。ビジネスマンの働き方、キャリアや転職、自己…

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