転職のノウハウ/転職活動の面接対策

不況の今、面接でのNG質問とは?(2ページ目)

いつの時代も転職時に重要な面接。どのような質問にどうこたえるかさまざまなノウハウが紹介されていますが、いまのような不況に絶対に言ってはいけないこともあるのです。

執筆者:高野 秀敏

引き続き、面接の質問でよくある失敗例と対処方法を紹介します。

男女は平等の会社ですか?
この質問に対して会社は、「平等の会社です」としか回答のしようがありません。「女性の管理職は何名中何名ぐらいいますか?」など質問を変えてみましょう。

新卒入社と中途入社で昇進や評価に差はありますか?
聞きたいけれども、聞けないといったタイプの質問かと思います。中途入社組で活躍している方の特徴や役割、ポジションなどをヒアリングしてみましょう。その場合は、興味津々という気持ちや姿勢を出しましょう。単に聞いてみたというスタンスよりも、意気込みや姿勢によって印象が良くなります。

入社前に休みたいので一ヶ月ぐらい先の入社に伸ばせますか?
気持ちはわかります。転職のときぐらいしか仕事を休めない業界の方も多くいると思います。とはいえ、この質問はリスクがあります。「あくまでも御社に合わせたいのですが……」など前置きをしましょう。会社というのは生き物ですので、内定が絶対ではありません。内定が万が一なくなってしまうこともゼロではありません。従いまして、これはあまり強くオススメできない考え方、質問ではあります。

聞いてはいいかどうか微妙な質問をする場合には、人材エージェントを使っている場合はまずは担当者にこの質問をするのが適切かどうか質問をしてみましょう。自己応募をしている場合は、極力丁寧に、腰を低く、配慮や気持ちを加えて質問しましょう。質問の内容や種類、タイミングによって印象は大分変わるものです。

テクニックも重要ですが、気持ちをこめて聞きましょう。質問力をあげることや質問を上手にできるようになることは、面接のみならず全てのビジネスパーソンの方にとって重要なスキルです。

質問力を向上させるための参考になる本を最後にご紹介します

コンサルタントの「質問力」(PHPビジネス新書)野口吉昭著


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