転職のノウハウ/内定・入社・退職手続き

転職先を決めてから退職しよう(1) 失業するとここでソンする!(4ページ目)

働きながらでは時間がとれないということで、失業覚悟で転職活動に踏み切る人はまだまだ多いようです。しかし、退職してからの転職活動にはいろいろ問題もあります。

執筆者:西村 吉郎

失業するとソンする理由、その6
家族に不必要な心配をかけてしまう

独身で、親兄弟とは遠く離れて住んでいる場合、独身で親と同居している場合など、状況によっても差はありますが、いずれにしても、失業という状態を家族は快くは受け入れてくれません。結婚して配偶者がいるとなればなおさらです。

前もって相談すれば、反対されるに決まっていると、家族には内緒で退職手続きを進める人もいるようですが、失業覚悟の転職活動では、これだけは避けたいところ。配偶者の親も巻き込んでの大騒動に発展することもあります。

在職しながら転職先を探す場合でも、家族は転職後の収入や勤務地などに不安が募ります。失業してもしなくても、反対する声は出るでしょう。しかし、在職中に決めてから辞めるという選択をすれば、転職活動が長引いたとしても生活面の不安は排除できます。家族と時間をかけてじっくり話し合うことで、理解を得ることも可能でしょう。

反面、先に会社を辞めてしまえば、もはや後戻りはできません。家族から冷たい視線を向けられると、早く決めなければと気持ちも焦ります。これでは、自信を持って面接に臨むことすらできなくなってしまいます。

辞めてから転職先を探す人こそ
綿密な転職計画を立てよう


先に仕事を辞めてから転職先を探すことにすれば、時間はたっぷりあると考えがちです。しかし、それは完全な誤り。収入がないことから来る不安は相当に大きなものですから、内心は焦る一方で、その焦る気持ちが活動を非効率にして、時間をムダに浪費することにつながるからです。

時間はあるという思いから、目移りして応募先を絞り込めなかったり、情報を集めすぎてかえって自分がどんな仕事、職場を望んでいるのかわからなくなることもあります。その一方では、会社に行かなくてすむ気のゆるみからだらだらと過ごしてしまい、転職活動に身が入らなくなってしまう人も少なくありません。

ですから、失業を前提に転職活動を始めるという人は、退職するまでの間に、少なくとも希望する業界、仕事の募集状況を下調べしておくとともに、退職したらすぐに転職活動に専念できるよう、綿密なプランを練る必要があります。生活のペースを崩さないことも大事なことですから、可能な限り、1日単位の行動スケジュールも決めておきましょう。
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