よくわかる経済

更新日:2009年06月29日

日米で注目を集める、スマートグリッドとは

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スマートグリッドは、米国オバマ大統領の「グリーン・ニューディール政策」の柱の1つ。最近では日本でも急速に脚光を浴びるようになっています。スマートグリッドとは、どのような技術なのでしょうか。

注目される用途はエコカーとの連携

自動車
自動車がいずれ家電になる時代? ならば、スマートグリッドは重要に
電気を使用するエコカー(電気自動車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車など)には、電力を貯蔵するための電池が搭載されています。自動車用電池の蓄電には、スマートグリッドが力を発揮しそうだとして、注目されています。

スマートグリッドの導入で、自動車電池への充電を電力需要の低い時間帯にすることができます。また災害などの際に、自動車電池をエネルギー貯蔵庫として使用できるのではないか、とも考えられているのです。

目先のビジネスは、新興国などへの技術供与?

前述の通り、米国ではスマートグリッドによるインフラ環境改善の「伸びしろ」が大きいとされています。それに比べ、現在の日本での送・配電技術は、かなり高いレベルです。

あなたの自宅や会社が最近停電になったのは、いつのことでしょうか? 1年に何回ぐらい停電になりますか? 

送電ネットワークの監視や停電範囲を最小化する自動制御システムは、日本ではすでに導入されています。停電が多い米国では今後のビジネス拡大が望めますが、日本ではどうなのでしょうか。

日本でのスマートグリッド技術の必要性は「新エネルギーの交通整理」という点にありそうです。そうなれば、とても先の話。太陽光、風力、水力などの新エネルギーがそれぞれのアプローチで導入され、そのために不安定になるエネルギー供給を調整するシステム、という位置づけです。新エネルギーの普及の歩調を合わせるように、スマートグリッドが導入されていくと考えられます。

ならば、さしあたって日本企業のビジネスチャンスは、電力供給のインフラが整っていないような国、新興国などへの技術供与、というところかもしれません。新技術への参入企業は、とかく話題になりがちです。玉石混淆ともいえる中、「スマートグリッド勝ち組企業」となるのは、企業の狙いどころしだいなのかもしれません。

【関連サイト】

『「再生可能エネルギー」普及へのハードル』(All About「エネルギー事情」ガイドサイト
『補助金制度も復活!太陽光発電システム』(All About「住宅設備」ガイドサイト
経済産業省 資源エネルギー庁
独立行政法人 新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)

【関連リンク】

『エネルギー資源・環境問題』
『新エネルギー(風力・太陽光)』(All About「エネルギー事情」ガイドサイト

(執筆者:石原 敬子)

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