新しいTOPIXは株式市場にどんな影響を与えるの?
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| 浮動株比率によって、今後の株価は悲喜こもごも? |
多くの機関投資家が、TOPIXを運用の目標(ベンチマーク)とした運用をしているということは既にお伝えしましたが、TOPIXが浮動株の比率に応じた指数に変わるということは、同様に機関投資家の運用銘柄の組入比率も同じ比率になるよう入れ替えなければなりません。
具体的には、以下のような入れ替えが必要になります。
・時価総額が大きくて、そのうち浮動株比率が少ない銘柄は、売却して組入株数を減らそうとします。
→需給関係の上では、売りが多くなり、株価は下落
・時価総額が小さくて、そのうち浮動株比率が多い銘柄は、買い増しして組入株数を増やそうとします。
→需給関係の上では、買いが多くなり、株価は上昇
多くの投資家から売りが出る銘柄は、需要と供給の関係では供給過剰になり値下がりします。
この値下がり要因があるかどうかを知るためには、その銘柄の浮動株比率がいくつなのか、
東証のHPなどでチェックしておくことです。
大雑把に言うと、企業同士でお互いに株式を持ち合っている「持ち合い株」が多い会社、オーナー経営者の持ち株が多い会社、親会社が多くの株式を保有している会社などが、浮動株が少ないケースです。逆に持ち合い解消が進んだ会社の株式は、浮動株が多くなっています
ので、機関投資家が買い増す可能性が強いといえます。
もう一歩、踏み込んだ見方が!
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| 自分の投資銘柄の不動株比率と、資本のニュースは要チェック! |
また、自社の株式について、「浮動株が少ないと株価が下がってしまうかも」と恐れた経営者は、株価の下落を防ぐために、浮動株を増やそうとするかもしれません。浮動株を増やすには、自社株を売却する、親会社が持っている子会社の株式を売り出す、公募増資を行う、などの方法があります。その株を個人投資家などに買ってもらえば、浮動株は増えます。そのため、このTOPIXの移行スケジュールの中での株価下落を防ぐ効果もあると思います。
この移行の期間だけ、一時的に需要と供給のバランスが崩れるということを嫌がって、「今だけとりあえず、うちの企業年金はTOOPIXをベンチマークにするのをやめておきます」と公言している企業年金も出てきているようです。
それほどあわてる必要はないかもしれませんが、株式市場でこのようなことが2006年6月までに起こることだということだけでも、心積もりをしておくと良いでしょう。
【関連サイト】
《中級向け》資産運用の理論を学ぼう VOL.9 ベンチマークは投資の評価基準(All About“資産運用のノウハウ”ガイドサイト)TOPIX(All About“マネー用語集”)東京証券取引所「浮動株指数の導入について」【関連リンク】
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