ビジネス 編集部
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よくわかる経済
更新日:2004年01月27日
2003年末、日本の外貨準備高が前年末比43%、10年前の1993年末比10倍の水準になったと財務省が発表しました。外貨準備高とは?急増する背景には何がある?
ここまでなぜ増加したのかというと、円高阻止のためです。政府・日銀が外国為替市場で昨年1年間に約20兆円の円売り介入をしました。20兆円というと、2004年度予算(財務省原案)の社会保障関係費に匹敵します。社会保障関係費とは、社会福祉、社会保険、失業対策の費用などに使う予算です。その1年分の予算に匹敵するほどの資金が円を売り、ドルを買うために使われました。■なぜ、円売り介入をするのか?それでは、なぜ、それほどの資金を費やして円売り介入をしたのでしょうか?これについては、「円高?円安?誰が決めているの?」で詳しく説明していますので、ご覧下さい。なぜか、をここで簡単にいえば、日本の景気が良くなる兆しである「芽」を摘み取らないように、という目的です。そのため、2003年、政府・日銀はほぼ毎月「兆」円規模の、円売りドル買いをして来ました。■米ドル建てのこの資産の膨らみが示すもの・・・?
日本の外貨準備高の大部分は米財務証券です。米国の財政赤字の資金調達をバックアップしているともいえます。積もり積もった、外貨準備高。いつか米ドル建ての、この資産を手放す時が来るでしょう。その時、この巨額な残高は重荷にならないでしょうか?この現状を、あなたはどう思いますか?
(執筆者:石原 敬子)