文章:立川 亜美(All About「話す技術・伝える技術」旧ガイド)
4年に一度のオリンピックで熱い戦いが繰り広げられ、今年はよりいっそう暑い夏になっていますね。とはいっても、そろそろ夏も終わり。秋になる前に、あなたの話し方・伝え方を見直してみませんか? そこで今回は、秋までにブラッシュアップするための集中講座「伝え方の極意」です。
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| 海に行きたくなる様に伝えるには、行きたくなったときのことを臨場感たっぷりに語ること。 |
■伝え方の極意~5つのポイント1.
伝えたいことを絞る(1P目)
2.
エピソードを入れる(1P目)
3.
聞き手にわかる言葉で(2P目)
4.
話の構成を考える(2P目)
5.
伝えたい! という気持ち(2P目)
1. 伝えたいことを絞る
「何を言いたいのかわからない……」このように言われたことはありませんか? 思いついたことをどんどん話してしまうと、言いたいポイントが何だかわかりません。話している自分でも、よくわからなくなることはないでしょうか? その原因のひとつに、話したいこと・伝えたいことが絞りきれてないことが挙げられます。
たとえば、「夏」について話すとしましょう。
○ 夏は暑いです
○ 夏は長い休みがあります
○ 夏はイベントが多いです
○ 夏は海に行きたくなります
まだまだ、夏について色々な話題が出てきますね。話がわからなくなってしまう人がよくやってしまうのが、これらの要素をすべて取り入れて話をしてしまうこと。あれもこれもと次から次へ話題を移すと、全体的にひとつひとつの内容が薄くなり、結果的に何も伝わりません。
色々と言いたい事を抑えて、ひとつに絞ることです。たとえば、今回は「夏は海に行きたくなる」と伝えようと思ったら、それ話題ひとつに絞っていくことです。そうすることで、誰が聞いてもポイントがきちんと伝わるようになります。
2. エピソードを入れる
話のポイントをひとつに絞ると、伝えたいこと(着地点)がはっきりします。そこで相手にわかってもらえるエピソード(事例、体験談など)を話していきます。
聞き手がしっかりと理解することが、伝わるということです。
「夏は海に行きたくなりますね」と話したとき、相手は「私は海より山がいいな……」と思うかもしれません。山が好きな人でも「ああ、海に行きたくなるね」と思ってもらえるように話さなければなりません。
それには、「夏は海に行きたくなる」と感じたときのエピソードを語るのが一番、説得力があります。どんなときにそう感じたのでしょうか、しっかりと思い出してください。
たとえば
「夏になると、高校生のときに行ったきれいな海を思い出すんです。一緒に行った友達と砂浜でスイカ割りをしたり、海で泳いだり……。冬の海は、少しさびしい感じですけど、夏の海は楽しい気分になれそうで。やっぱり夏になると海に行きたくなりますね」
この話を聞いて、「ああ、海もいいね~」と思ってもらえたら、ちゃんと伝わったということになります。
ビジネスシーンでも、伝えたいことを結果だけでなく、そこへ行き着いたエピソードを入れることで、より深く相手に理解してもらえるはずです。
次のページで、残りの3つのポイントをご紹介します。