話し方・伝え方/好印象を得る・注目を集める

はじめの挨拶でコミュニケーション上手! 好感度アップでスタート

今回は好感度アップでスタートできるようなはじめの挨拶のヒントをご紹介しましょう。新しい人や新しい環境との出会いは、期待と不安が入り混じっている緊張しますよね。こんな場面で挨拶するときは、相手にあなたの印象を残す瞬間です。

執筆者:立川 亜美

はじめの挨拶で好感度アップ!

はじめの挨拶で好感度アップ!

これから始る新しい環境を楽しむ気持ちで行きましょう!

新しい人や新しい環境との出会いは、期待と不安が入り混じっている緊張しますよね。こんな場面で挨拶するときは、相手にあなたの印象を残す瞬間です。そこで今回は好感度アップでスタートできるような挨拶のヒントをご紹介しましょう。
   

やっぱり第一印象で評価される⁉

よく言われていることですが、やはり第一印象は大切です。なぜなら初めてあなたが相手から評価をされる場面だからです。ここが好印象だと、その後の関わり方が変わりコミュニケーションしやすくなります。それには「新人」というスタンスで望みましょう。今までにどんなに経験がある人でも、この場所は初めて。フレッシュさや一生懸命さを出して好感度をアップしましょう。

「はじめまして」「よろしくお願いします」は、やはり「笑顔」で挨拶しましょう。
笑顔で話すと、声も明るくなります。出来ているかどうかは、自分では意外に気づかないものなので、事前に鏡に向って「笑顔」の練習もしてくださいね。

そして「姿勢」も重要。やる気があるようにみせるには、胸を張って立ちましょう。猫背の人は自信がないように見られてしまうので気をつけましょう。そして挨拶しているときは、身体を小刻みに動かさず、真っ直ぐ前を見て話します。身体を無駄に動かしすぎると「落ち着かない」という印象を与えてしまいます。それよりは、ちょっと堅いね、と思われるくらいが一生懸命さ、謙虚さが伝わっていいでしょう。
 

注意! これで印象度がダウン

基本的な挨拶をするときにも、注意するポイントがあります。どんなことに気をつけるといいのかご紹介しましょう。

■基本の挨拶~話し方の注意点
「はじめまして」「よろしくお願いします」という基本の挨拶は、普段より少し大きめの張った声で話しましょう。もちろん笑顔で元気よくです!

たとえば、レストランに入ったときに「いらっしゃいませ」と言われます。そのときに元気なく、聞こえないくらいか細い声だったらどうでしょう? なんだか暗い印象で、出てくる料理もおいしくなさそうですね。そのお店に合ったトーンで笑顔でさわやかに言ってもらえると「来た甲斐があったな~」と思います。

はじめの挨拶も「この人が来てくれてよかったな~」という印象を相手に持たれるように話しましょう。そしてお辞儀のタイミングは「よろしくお願いします」という言葉の最後か、終わってから頭を下げます。下げながら言うと、言葉も聞き取りにくくなり、少し雑な印象を与えてしまいます。言い切ってから動作をする方が、ずっと堂々と見えますよ。

■今までの経歴紹介~話し方の注意点
これまでのあなたの経験を伝えるときなので、自信を持って話しましょう。やってきたことに誇りを持っているな、という印象を持たれるといいですね。そして、少しゆっくりめに話すほうがいいでしょう。なぜなら相手にとってはじめて聞く内容で、とっさにわからないこともあるかもしれません。

転籍、転職された人だと、それなりに仕事でやって来た経歴があるでしょう。かといって全てを話すことは難しいので、必ず事前に要点をまとめておきましょう。新入社員の人もアルバイトでの経験から話すこともあるでしょうが、あらかじめポイントを絞っておくと聞きやすくなります。
 

「よろしくお願いします」だけではダメ!

自分から積極的に仲間に入ってみましょう。

自分から積極的に仲間に入ってみましょう。

「はじめまして」「よろしくお願いします」と言った後、もう一言付け加えたいですよね。そうすると、より印象深くなったり、好感を持たれます。加えることで「会話のきっかけにしてもらう」ことや「自分をわかってもらう」という効果が引き出せる一言をご紹介しましょう。

■会話のきっかけ作り
挨拶のほかに、今までに呼ばれていた自分の「ニックネーム」や「あだ名」の話題をいれてみましょう。相手にとってその話題が会話のきっかけになり、話しかけやすくなります。あまり堅苦しい挨拶の場面では合わないかもしれませんが、これから一緒に仕事をする仲間なら、ぜひ試してみて下さい。

「○○です。よろしくお願いします。子供のころからよく○○と呼ばれています。自分でも気に入っているので、もしよかったらそう呼んでください」
「○○です。よろしくお願いします。今まで○○と苗字で呼ばれていたのですが、ここでは何か他の呼び名で言われたいな~と思っています。」 という感じです。

言ったように呼んでもらわなくても大丈夫です。相手が話題にしやすいきっかけを提供することで、お互いがわかりあえるようになり、親しみがわいてきます。

呼び名の他に、趣味や特技を言うのも効果的。ただし、どちらを話すにしても自慢話に聞こえないように気をつけましょう。そんな場合は「ちょっと見かけに合わないのですが……」とか「ひとつだけ続けていることがあって、それは……」などと謙遜がちに話してみて下さい。

これからやりたいと思っていることや、チャレンジしたいことを宣言してもいいでしょう。新しい仲間には、すでにそのことを趣味や特技にしている人もいるかもしれません。そんなときは素直に教えてください、と仲間に入りましょう。

■相手に安心感を与えるには
初めての人同士は、ちょっと緊張しますよね。それは、まだ相手のことがどんな人なのか、わからないからです。以前の記事「クリスマスパーティを10倍楽しむ自己紹介」でもご紹介しましたが、まず相手に安心感を与えることが距離を縮めるポイント。それは「ちょっとした欠点を話す」です。

たとえば、
「方向音痴で、よく道を間違えてしまうんですよ~」と、
仕事には差し障りのない程度の内容を会話に入れて、欠点をさりげなく話します。すると相手は「へぇーこういう人なんだ~」と、あなたの人となりがわかり親しみを感じますよ。
 

なりたい自分に変わるチャンス!

一言を付ける効果はわかっても、今まで出来なかったことが場所を変えたからと、簡単に出来るようにはなりませんよね。わかっているけど難しい……と踏み出せない、そのときは「なりたい自分」「こんな風に話してみたいな」と思う実在の人をイメージしながら練習しましょう。とっさに上手くやろうとしても、それは無理。必ず事前に何度も練習をすることが大切。

そして付け加える一言は、どんなこといいのか考えてみましょう。それを話すことで「相手が少しあなたをわかったな」と思ってもらえる。また聞いている人が笑顔になれる一言を探してみましょう。そして、何度か大きな鏡の前で練習すると、姿勢はどうか、笑顔で話せているかをチェックすることが出来ます。

環境が変わると、あなたに関係してくる人たちが変わります。ということは、今までの自分を変えることが出来るとき。なぜなら「きっと、この人は○○なんだ!」という思い込みが相手にはありません。だから新たに、あなたの人柄を印象付けることが出来ます。

「こんな人間関係が出来たらいいな」「こんな人になってみたいな」などと「自分がやりたいけど、出来なかった」という人は、思い切ってやってみるグッドタイミング。違う自分でスタートすれば、今までより一歩コミュニケーション上手なあなたに、きっと出会えますよ。

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