なかなか良くならない肩こりの原因は?
肩こりの原因はデスクワークと思いがちですがうつ病が潜んでいることも
気分が沈んだ状態が続くと、軽く「私、最近うつっぽいかも。」という表現をするほど、「うつ病」は一般的な病気として認識されてきました。ですが、「うつ病」は、気分が沈んだ状態ばかりを指す言葉ではなく、実際に感じる心身の症状は、実に多様です。
あなたは、うつ病の肩こり?
無気力状態が続く時、肩こりを伴うことがあります
うつ病の症状に、疲労感があります。最初は、単に「今日も疲れたぁ~。30歳も過ぎると無理がきかないって言うし…。」「もう、何もしたくないなぁ。疲れすぎて眠れないや。」などと、連日の疲労・倦怠感や不眠症状を、歳のせいにして、ただの仕事疲れと考えてしまい、調子の出ないまま翌日も1日が始まる…ということがあります。
疲労感と共に肩こりも感じるようになり、その肩こりは、仕事で頭を使うと悪化したように感じることもあります。肩こりだけにとどまらず、目の奥や額、頬、首スジなどが痛くなってしまうケースもあり、その症状が1日中緩和されることなく続くこともあります。
見逃すな! うつ病セルフチェック
今までこなせていた仕事ができず思考力が低下したら要注意です
あてはまるものがあれば、要注意です。精神的な症状と体に出てしまう症状とがあり、心と体は切り離せない関係であることがわかります。
精神的な症状は、我慢してしまうことが多く、「今日は疲れているだけ? 気のせいかも。」と異常に気が付かない場合があります。次の項目は、精神的な症状です。
- 元気が出ず、何もやる気がおきない。
- 気分が落ち込んでしまうことが多い。
- 仕事ではミスが多くなり、うまく考えもまとまらない。
- 判断が鈍る。
- 人と会ったり、話をすることが面倒になる。
- 好きだったことにも興味が持てなくなった。
- 自分を責めてしまい、罪悪感を感じることが多い。
身体に出る症状とは?
睡眠障害や回復しない疲労感を伴うこともあります
身体に出る症状は、ありがちなものも多いです。そのため、肩こりは「姿勢が悪いからね。」と諦め、胃の症状は内科へ、しびれは整形外科へ…と、症状にあわせて病院を変え検査を受けるものの、異常が認められないケースが多いようです。
- 肩こり、頭痛が改善されにくい。
- 目の痛み、顔面の痛みや腫れぼったい感じがする。
- 両手足のしびれ、むずむず感。
- 腰痛が続く。
- 疲労・倦怠感がなかなか抜けない。
- 寝つきが悪い、早朝目が覚めてしまう。
- 胃の痛みや、下痢、便秘など、胃腸の調子が悪い。
これらの項目を見ると、なんとなく体調の悪い時にも、見られる症状が多いですよね。通常は、連日は続かないのですが、もし1ヶ月以上続くような場合は、心療内科を受診することをお勧めします。
こじれないうちに、専門家の診断とアドバイスを受けましょう。適切な処置をすることで、しつこかった肩こりも軽減されることがあり、その時初めて「肩こりは、不良姿勢が原因ではなくて、心の病気が原因だったのか。」と気付く人も多いようです。