色や形状、豊富なデザインバリエーションを持つタイル。オリジナルな空間を生み出すことができる素材に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
水に強いことはもちろん、汚れもつきにくく落としやすい、色褪せしにくい、という特徴を持つタイルは、主にキッチンやバスルーム、洗面やトイレなどといった水まわりに用いられる素材。最近では、デザイン面だけでなく、快適さや使い勝手を考慮した「機能タイル」と呼ばれるものも多くみられるようになりました。
ここでは、内装材として用いられる機能タイルにはどんなタイプがあるのかをみていきます。
快適な空気環境を保つタイル
微細な孔を持つ天然の粘土鉱物アロフェンなどが原料。この孔が湿度を調節、快適な湿度状態に保とうとする特性を持つ。 [エコカラット ストーン / エコカラット ファインベース] INAX(LIXIL)
タイルをリビングや寝室など居室の壁材として用いるケースも多くみられるようになりました。デザイン性はもちろんですが、注目されているのが快適な空気環境を生み出す機能を持つタイプのタイルです。
メーカーによって製造方法や性能、特徴に違いはありますが、タイルに細かい空孔を多く持たせ、その呼吸能力によって、部屋の湿度を調整、快適な湿度を保つというもの。梅雨の時期など、湿度が高い場合は湿気を吸収、冬の乾燥期など湿度が低い場合には放出するので、結露やカビ・ダニの発生を抑えることも。また、シックハウスの原因のひとつであるVOC(揮発性有機化合物)も吸着する性能を期待できるものもあります。その他、銀イオンを配合することで、臭いを分解、消臭効果を高めたものなども。
居室の壁面はもちろん、湿気や臭いの気になる洗面やトイレ、玄関などに用いたり、室内でペットを飼うお宅などで取り入れるケースもみられますし、新築だけでなくリフォームでも取り入れる方が増えているようです。
商品的には以前に比べデザインも増え、コーディネートによってさまざまな空間を作り上げることができるようになりました。
次ページでは、サニタリーの内装材として検討したいタイルをみていきましょう。