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| 床材、室内ドア、収納などに木質系の素材は多く用いられる。「美奏樹」 システムファニチャー/キュビオス プレミアクラス 内装ドア 「ナショナル銘木」ウォールナット色 |
床材や
内装ドア、
階段や収納扉など室内建材に用いられる木質系の素材にはいくつかの種類があります。主に用いられるものとしては、無垢材、突き板仕上げ(貼り)、樹脂シート仕上げ(貼り)などがあります。無垢材は素材感や味わいが、突き板仕上げは肌触りのよさや木目の美しさなどが魅力ですが、今回は、建材メーカーからもさまざまな製品が提案されている突き板仕上げの基礎知識をみていきましょう。
【取材・写真協力/
松下電工】
天然木を用いる突き板
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| 自然の木目には味わいが。左よりウォールナット色、チェリー色、アッシュ色 「ナショナル銘木突き板」 |
突き板(つきいた)とは、木材を薄くそいだ板(単板)のこと。内装材や家具などの表面化粧材として用いられるものです。どのくらい薄くするのかというと、0.2~0.6ミリ程度。用いる製品の用途に合わせてスライスされます。木目も、柾目(まさめ)、板目(いため)、杢目(もくめ)がありますし、天然木を用いるため、印刷の木目プリントのように同じ木目模様がなく、自然な深みや味わいを楽しめることが魅力です。
合板も薄く剥いで作られますが、用いる材はシナ、ナラ、ラワンなど。突き板は色合いや木目の美しい杉や檜、ウォールナット、チェリー、メープル、チークなど高級な樹木を原料としている点が異なります。突き板であれば、無垢材では取り入れることが難しい高価な材料を用いることができるというわけです。
突き板を基材に貼ったものが「突き板仕上げ」
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| 鏡面仕上げを施すことで個性的な印象が。「ナショナル銘木突き板 鏡面塗装仕上げ」 クリスタルチェリー色 |
このスライスした薄い板を合板やMDF(中質繊維板)などの基材に接着、塗装などで仕上げたものが突き板仕上げです。天然木化粧合板、突き板化粧板、天然突き板仕上げなどとも呼ばれることもあります。
無垢材に比べて、精度が均一で、反りも少なく、重量が軽いのも特徴でしょう。基材に接着された突き板の厚みがあるほど見栄えもよく、木目も鮮やかで、耐傷性や耐摩耗性に優れているといわれています。また、表面の塗装によってさまざまな表情を持たせることもできます。最近では、鏡面塗装仕上げを施したもの、クリア塗装を施しただけの無着色仕上げのもの、基材と突き板の間にシートを挟むなどして湿度や温度変化による干割れを生じにくくするなど工夫を施した商品なども出ています。
ちなみ、樹木の模様を樹脂シート(ポリプロピレンフィルムなど)にプリントしたもので仕上げるのが樹脂シート仕上げ(樹脂化粧仕上げ)。比較的安価な商品に用いられていますが、印刷技術の進化により本物との違いがわからないほどのものもあります。
では突き板は、どのように生産されるのでしょうか? 実際に工場に出かけ、生産の様子を見てきました。
次ページでご紹介しましょう。