床材・フローリング/床材の基礎知識・選び方

床材の種類と特徴 基礎知識

床材は、その選び方によって空間のデザインはもちろん、心地よさにも大きく影響するもの。ここでは、一般的な住宅の居室に主に使われる床材の種類と特徴、選ぶ前に知っておきたい基礎知識をまとめました。

この記事の担当ガイド

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
空間の中でも広い面積を占める床材は、インテリアのイメージを左右する大切な素材。また、素足で歩いたり、直接座ったりと肌が触れることも多く、選ぶ素材によって日々の心地よさにも影響するものです。ここでは、一般的な住宅の居室に主に使われる床材の種類と特徴、選ぶ前に知っておきたい基礎知識をまとめました。

【写真協力】 DAIKEN 

主な床材の種類と特徴

床材の選び方の基本は、暮らし方や使用する空間、目的に合わせて検討すること。たとえば、リビングであればインテリア性や快適さを、キッチンや洗面室なら耐水性を、子供室の場合は耐汚性やクッション性などにも配慮したいところ。床暖房を設置したりペットを室内で飼うのであれば、それぞれ適した素材を選ぶ必要もあるでしょう。もちろん、メンテナンスやお手入れ方法などもチェックしておきたいポイントです。

一般的な住宅の居室に使われる床材にはさまざまな種類がありますが、主な床材の種類と特徴は以下の通りです。

■木質フローリング
daiken

独自のWPC加工を施した厚さ2mmの国産の杉材を表面化粧材に用い、無垢材に匹敵する美しさ・温かみを持つ。傷や汚れに強い、床暖房も対応可能。 [エクオス日本の樹 至高<杉(木肌)>] 

一般的な住宅の床材の主流は、木質フローリング。木質フローリングは、むく材(単層フローリング)と複合(複層)フローリングに分けられますが、一般的な住宅では、複合(複層)フローリングが多く用いられています。素材や色、価格など商品バリエーションが豊富なこと、ハウスメーカーの標準仕様となっていること、などがその要因でしょう。

むく材は、単層フローリングとも呼ばれ、構成する層がひとつ、単一のむく材でできたもの。複合(複層)フローリングは、基材である合板に薄い天然木の単板(突き板)や樹脂化粧シートなどを張ったもの。一般的に、むく材の方が複合(複層)フローリングよりも高価で、複合(複層)フローリングは、単板(突き板)が厚くなるほど、また機能性が高まるほど価格は高くなります。

最近では、複合フローリングの商品バリエーションは豊富になり、各社ともに機能性を高めたアイテムを数多く揃えています。耐久性や耐汚性、耐傷性、耐摩耗性や耐衝撃性、遮音性などの機能を持つ商品、ペットに配慮したもの、既存の床の上から張ることができるリフォーム対応の商品も充実。デザイン面でも木目はもとより、大理石調やタイル調なども揃い、白系のものからダーク系のものまで多彩です。

むく材は、樹種の種類も多く、それぞれ特徴は異なります。一般的に足ざわりが柔らかく、温かみがあること、経年変化を楽しむことができるのがメリットですが、傷がつきやすく、お手入れには配慮が必要。価格は、樹種や木目、節の有無によって変わってくるので、早めに費用を確認すること。

■コルク
daiken

あたたかくソフトな天然コルク素材。柔らかな歩行感が特徴。 [コルクフロア-12]

コルク樫の樹皮を原料とした圧縮成形した木質系の床材。コルクを粒状にし、加工しながら焼き固め、30センチ角程度のタイル状もしくはフローリング状に加工したもの。堅牢で耐久性に優れ、吸音性、断熱性も高いのが特徴でしょう。また、適度な弾力性があるので、足腰への負担も少なく、万一転倒しても衝撃が緩和されるという特徴も。温かみのある素材なので、高齢の方の居室や子供室、寝室などに向いているでしょう。

無塗装のもの、ワックスやウレタン塗装仕上げなどもあり、性能はさまざま。表面仕上げによっては、水にも強いタイプもあり、キッチンや洗面室などにも使用できます。床暖房対応商品や防音性能を高めたタイプなどもあります。ナチュラル色からダークな色合いまでカラーバリエーションも豊富。

■天然素材
コルク以外でも、竹、籐、サイザル麻やココヤシなど天然素材を用いた床材も注目されています。

竹の繊維を組み合わせ、圧縮成形した床材が竹フローリング。強度があり、傷がつきにくく、収縮膨張も少ないことも特徴。成長が早い竹を用いることで、環境にもやさしい素材と言えるでしょう。

籐は、ロール状のタイプだけでなく、30~40センチ程度のタイル状になったタイプも。温泉などの脱衣室に用いられているケースもありますが、住宅でも洗面室やモダンな和空間などで用いる例がみられます。

サイザル麻やココヤシなどの天然繊維を織りあげたものは、ざくっとした風合いが魅力です。湿気の多いサニタリーなど、水まわりに向いているでしょう。業務用で用いられることが多い素材ですが、居室で用いれば個性的な空間にも。


次ページでは、畳やタイル、クッションフロアをみていきます。

更新日:2013年10月08日

(公開日:2006年05月25日)

あわせて読みたい

    この記事を読んで良かったですか?

    良かった

    2

    この記事を共有する