マンションの防音・騒音対策

更新日:2010年10月19日

マンションで気をつけたい遮音・防音(1)床

マンションで快適に暮らすために遮音や防音は欠かせません。音は主に床・壁・窓を通して伝わるため、この部分の対策が必要です。今回はマンションの「床」の遮音性・防音性について解説します。

マンションの遮音性と防音性 

快適なマンション暮らしと音の問題は深い関係があります。

快適なマンション暮らしと音の問題は深い関係があります。

快適な暮らしと「音」には深い関係があります。騒音が気になる家での生活は落ち着かないもの。そして「音」がご近所とのトラブルに発展する可能性もあります。

音は主に以下の3箇所から伝わります。
1.床 
2.窓 
3.壁

今回はこのうち「床の遮音・防音」にスポットを当てて考えます。


 

床でおこる音の種類

軽量床衝撃音(LL:レベルライト)
例)スプーンやコップを落とす、スリッパでパタパタ歩く音。
■重量床衝撃音(LH:レベルヘビー)
例)子どもが走り回る、椅子から飛び降りる音

床周りで起きる音には上記の二種類があります。床の遮音性・防音性を保つには、この二つの衝撃音に対し、おのおの効果的な対策を取ることが大切です。

軽量床衝撃音は、主に床の仕上材の種類によって音の大小に影響が出ます。それに対し重量床衝撃音は、床板(マンションの場合は主にコンクリート:「床スラブ」といいます)の厚さや梁の位置が音の大小に影響を与えます。

床の遮音性を表すL値

遮音性能を示す単位としてL値が使われます。このL値は振動音または実際に聞こえる音のレベルを示します。L値の数字は小さければ小さいほど遮音性能が優れていることを示します。例えばL値表記のL-45とL-40では、Lの後に続く数字が小さいL-40のほうが遮音性能が高いことになります。この基準に基づいてL値表記しているものに、フローリングがあります。
 

L値一覧表
【L値一覧表】L値とその値が示す遮音性能の目安。音には重量床衝撃音(LH)と軽量床衝撃音(LL)があります。(出典:日本建築学会)


それでは次のページで、遮音性が高い床の仕様について具体的に見てまいりましょう。
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井上 恵子

マンション設計に携わった経験を数多く持つ一級建築士が、住まいの性能を解説。

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